概要 §
プログラム終了時にSampleというプログラムが終了できないメッセージが出たり、他の動作に異常が発生する現象に遭遇しました。
調査の結果、IntelのネットワークアダプタのサポートソフトであるIntel(R) PROSetが、実際に動作しているドライバのバージョンと不整合状態であると発生するらしいことが分かりました。
Intel(R) PROSetをアンインストールし、再起動することで解消されました。
現象 §
発生した現象は以下の3つです。
- プログラム終了時にSampleというプログラムが終了できないメッセージが出る
- IRCクライアントのChocoaの終了時に操作不能状態になることがある
- IRCクライアントのChocoaでURLをクリックしても、Internet Explorerが起動しないことがある
調査方法 §
プログラムが終了できない場合のメッセージは、ウィンドウのタイトルを表示します。
今回は、ここにSampleという名前が表示されていました。しかし、そのようなウィンドウは見えませんし、Sample.exeのような実行ファイルも見つかりません。
おそらくは不可視のウィンドウであろうと見当を付けました。
不可視のウィンドウを含め、特定文字列のタイトルを持つウィンドウのプロセス情報を得るには、コマンドラインより以下のコマンドを使用します。
tasklist /FI "WINDOWTITLE eq Sample"
これにより、以下の2つのプログラムが、この条件を満たすことが分かりました。
googleで検索することで、この2つはいずれもIntelのNIC関係のユーティリティソフトの一部であることが分かりました。
発生のプロセス §
NICのドライバーの更新を試みたものの、正常に起動せず、ドライバをロールバックしました。
しかし、ドライバだけがロールバックされ、Intel(R) PROSetはそのまま残ったためにバージョン不整合が発生したのではないかと思われます。
感想 §
ウィルスやスパイウェアなどに侵入されたかと思って、ワクワク^H^H^H^Hヒヤヒヤしながら調べましたが、結果は肩すかし……。