今日は、世田谷文学館に行ってきました。
といっても、これは歴史資料館巡りの一環ではなく、日常のお散歩のささやかな拡大版に過ぎません。それぐらい、ごく近くということですね。
片道分だけなら、徒歩圏内。軽く電車を併用すれば往復圏内です。
〈日本絵本賞〉受賞絵本原画展 §
事前に何も調べず、思い付きで行ってみると、こんなものをやっていました。
内容は、子供向けというよりは美術展という雰囲気のものでした。
ですので、なかなか楽しめました。
そして、芸術に触れないと心が死んでしまう、ということが実感できました。忙しすぎて殺伐とした気持ちが、これを見ることで和らいだような気がします。
ちなみに、写真の看板に描かれている魚のキャラクターは、「せとうちたいこさん」といって、以下の本の主人公です。
『せとうちたいこさん デパートいきタイ』
(作:長野ヒデ子/童心社刊/第2回日本絵本賞)
この作品の内容も展示されていましたが、これがまた面白いのです。魚がデパートに行って喜ぶ話ですが、ちゃんと最後に魚ならではのオチも用意されているし、とても良い話です。
柳田國男という人物像 §
1つだけ、ここ(世田谷文学館)に行きたいと思った理由があります。それは、2004年05月09日に来たときに、柳田國男と世田谷というビデオを見た記憶あるのですが、最近買った京極夏彦対談集 妖怪大談義という本に収録されている京極夏彦と大塚英志の対談の中で、柳田國男を好意的にボロクソに言っているのを見て、あのビデオでの扱いはどうだったかと思ったのです。
実際にあのビデオを見てみると、柳田國男の息子が、好意的に父の悪いところをズバズバと言っているのを見て、なるほどと思いました (笑)。