謎のアニメ感想家(笑)、翼の騎士トーノZEROのアニメ感想行ってみよう!
今日のミルモの感想。
サブタイトル §
第19話 「パンタを救え!」
あらすじ §
森下と結木の関係はぎくしゃくします。
森下を勇気づけるために、パンタは天界長のところに行きます。そこで、願いを叶える怪しい門の話を聞いたパンタは、そこに行きます。そこで門番のアモンにこきつかわれます。
結木は、森下に楓が気になっていたと謝ります。そして、これからはずっと森下だけを見ると約束します。
森下は元気を取り戻しますが、パンタが戻ってきません。
楓は妖精達と一緒にパンタを探します。
楓と森下は妖精に変身し、妖精界に行きます。
願いを叶えると騙して妖精を捕獲して地獄に連れて行くアモンと彼らは戦い、パンタを救い出します。
森下は、他人の悲しみを放っておけないという楓の性格をミルモから教えられ、結木との関係に自分で決着を付けるという重大な決心をします。
感想 §
森下というのは、本当に最高の女の子ですね。
周囲の人間を見て、自分の置かれた状況に気付くことができます。そして、けして利己的に自分さえ幸せならば良いとも考えません。
こういう女の子は、本来ならば主人公の立場に立っていてもおかしくないものです。
それに相対する結木の方も、たった1点を除けば非常に誠実で良く気が付くイイ奴です。自分が楓を気にしたために、森下との関係がぎくしゃくしたことに気付くと、きちんと謝って軌道修正をすることができます。(え、たった1点とは何か? それは森下を彼女にしてしまったことですよ!)
この二人は、ある意味でベストカップルと言っても良いでしょうね。
しかし、それにも関わらず、この二人には破局の予感が伴います。
どうやら、それに対する決着を、森下は自分の決断において付けるようです。いや本当によい子ですね。
一方、さりげなく渋い魅力を発揮するのが日高安純。楓に対しては筋道を語って見たりもしますが、パンタを探すためにヤシチを派遣するあたりの態度は、見事なものですね。本当に大切なことは何かが分かっている態度です。
更に感想・ミーハーに §
妖精モードの楓は可愛い!
まさか、この状況でまた見られるとは思わなかった!
一方、初めて妖精になる森下。
こちらも可愛いのですが、足の部分が黒くなっていて(黒ストッキング?)、そこが色気を感じさせるところがナイスです。
そういう意味での楽しみもあるところが良いですね。
今回の一言 §
森下はるかが極上の少女であることは間違いないと思います。
それにも関わらず、彼女は楓に対して敗北しようとしています。
はたして、極上の少女すら上回る南楓の魅力とは何か?
ミルモは、他人の悲しみを放っておけないと評していますが、私は「品」あるいは高貴なるノーブルさだろうと思います。
品こそが、森下が楓に勝てないたった1つの美徳です。
品とは、けして自分の欲望を醜く露わにせず、そして常に他人のことに目を配る態度です。人徳と言ってしまうとまた少し違うような気もしますが。ともかく、楓の心は高貴であると思います。だからこそ、王子という高貴な立場のミルモと付き合うことができるのでしょう。心の高貴さは身分と常に一致している訳ではありませんから、平民の娘に過ぎない南楓がその心を持っていても不思議ではありません。そして、身分と真の意味での高貴な心が一致しているミルモは、真に王子に相応しい人物であると評価することができるかもしれません。