謎のアニメ感想家(笑)、翼の騎士トーノZEROのアニメ感想行ってみよう!
今日のTIDE-LINE BLUEの感想。
サブタイトル §
第8話「再会」
あらすじ §
ジョゼ、ティーンは逃亡し、キールも合流します。
兵士の捜索をかわして、彼らは浮きドックに潜り込みます。
フランスにいるユリシーズは大きく損傷していると考えられるため、それによって修理するためでした。
そして、ユリシーズは確かに凱旋門のあるフランスのパリ(海底に沈んでいる)にいました。
アオイは、キールの母になれなかったことを後悔し、それをチェンレーシに告白します。チェンレーシは、キールは既にアオイを必要としていないが、いつか戻ると言います。
キールは、話せば分かるとノコノコ出て行きますが、浮きドックのクルーに密航者として吊されます。浮きドックの親分は、キールとジョゼからイカサマ博打で潜行艇を巻き上げた男でした。
感想 §
キールというのは、けして悪い子というわけではありません。
溺れかかったティーンを助けたのは確かにキールです。
しかし、キールの考えはあまりにも甘いですね。
ノコノコと密航した船の乗員達の前に出て、話せばフランスまで行って潜水艦を修理してくれると思っています。
しかしまあ、世間知らずのアホであることは若者の証ですから、それが悪いわけではありません。
むしろ感心するのは、このような、ありありと限界を示す若者らしい若者を描いてしまう製作態度です。普通なら、もうちょっとマシな主人公像を示すものです。未来少年コナンのコナンほどのよい子ではないとしても。
そのあたりが、実に興味深いですね。
それはさておき、浮きドックの親分のきつい性格は、甘すぎるとすら言えるグールドと好対照ですね。グールドがああいう男だから、浮きドックの親分にも同じように通じるとキールが思ってしまった可能性はありそうです。
今回の一言 §
凱旋門も海の底……。
しかし、実は凱旋門という建築物はパリの専売特許というわけでもないのですよね。
日清戦争や日露戦争の時には、日本でもいくつもの凱旋門が作られています。中には、かなりチャチなのもありますが (笑。
ちなみに、日露戦争の凱旋門というページを見つけました。