謎のアニメ感想家(笑)、翼の騎士トーノZEROのアニメ感想行ってみよう!
今日のミルモの感想。
サブタイトル §
第20話 「それぞれの決断」
あらすじ §
森下は、自ら身を引くことを宣言し、結木はフリーになります。
安純は、結木を賭けた勝負をあえて楓に挑み、敗北します。
結木は、心を決めて、楓を呼び出す電話をします。
楓の願いが叶う時が近づいたことから、マグカップが光り始めます。
しかし、願いが叶うと妖精とパートナーの契約は終了。ミルモは1時間以内に妖精界に戻らねばならず、2度と人間界には来られません。
楓はそのことを知ってショックを受けます。
感想 §
今回の見所は、やはり安純ですね。
森下の決心は、既に前回行われています。
しかし、安純の決心、つまり楓と勝負するという決断は、今回行われています。そして、その決断は半ば敗北を前提としたものであり、煮え切らない自分と楓の気持ちに決着を付けるためのものであるとも言えますね。
その点で、ヤシチは安純の心情を全く見失っています。
しかし、そのヤシチの安純に投げかける言葉も、心がこもっていて泣かせますね。
もう1つ、漫画の交換が、楓と森下の立場を表現する面白い演出になっているところも興味深いですね。
そして、実に面白いのは、全てがハッピーエンドで終わりそうに見えながらも、そこに契約満了という別のドラマが割り込んでくることです。つまり、楓は結木とのハッピーエンドを得ようと思うなら、ミルモと分かれねばならないのです。楓は、どちらを選ぶのかを決断しなければなりません。これは、とても難しい決断です。なぜなら、ミルモとは楓の心の一部であり、ミルモが失われるということは、楓がある種の心の支えを失うことを意味するからです。もちろん、それでも楓は結木と結ばれねばならないでしょう。ですが、そこがまた泣けるわけです。
今回の名台詞 §
森下「せつくんのこと、あきらめてあげるね」
自らさわやかに身を引く恋のライバル……。どこか新鮮な感じがあります。