HUDの右下には、現在選択されている兵装が同時に何発撃てるかを示す兵装のアイコンが表示されます。このアイコンは、リロード中を示すゲージも表示されます。
さて、この兵装アイコンのことを、ずっと見落としていました。そのあたりを見る必要に迫られなかったので、ずっと見ていなかったのです。
しかし、ふとそれに気付いたときに、大きな錯覚をしていたことに気付いたのです。
それは、(大)ではない無誘導爆弾は4発同時に投下できるという事実です。
そこで、全ての対地攻撃用特殊兵装に対して、同時に何発使用できるかを調べてみました。
同時に、駆逐艦(DESTROYER)を沈めるのに要する弾数をMISSION 26『混迷の海』で調べてみました。
調査結果 §
名称 | 同時使用可能数 | DESTROYER撃沈必要攻撃回数 | 確認機種 | 備考 |
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RCL ロケットランチャー | 1 | おおむね2 | JAS-35C |
NPB ナパーム爆弾 | 2 | 6 | F-4E |
UGB 無誘導爆弾 | 4 | 3 | MIG-29A |
UGBL 無誘導爆弾(大) | 2 | 2 | MIG-1.44 |
FAEB 燃料気化爆弾 | 2 | 4 | YA-10B |
BDSP 小弾頭ディスペンサー | 1 | 2 | TND-GR.1 |
SFFS 自己鍛造小弾頭爆弾 | 2 | 3 | F-15E | 至近距離で投弾 |
GPB 誘導貫通爆弾(大) | 2 | 2 | F-117A |
SOD スタンドオフディスペンサー | 2 | 2 | FB-22 |
XAGM 高機能対地ミサイル | 4 | 3 | SU-32 | 補足参照 |
LAGM 長距離対地ミサイル | 2 | 3 | F-4G |
LASM 長距離対艦ミサイル | 2 | 2 | F-35C |
TLS 戦略レーザー | 1 | 1 | FALKEN | 1発で1隻以上撃破可能 |
補足: XAGMは同時に4つまでの目標をロックしてしまうため、3発のうちの1発はSAMに命中しています。しかし、SAMに当てたミサイルも艦の本体にダメージを与えているようなので、明瞭にSAMダメージ分と艦ダメージ分を分離できない感じです。ゆえに、SAMを破壊した1発もカウントに入れて3発と表記しています。なお、この3発は、本体とSAMにロックした段階で発射して2発。SAM破壊後にもう1回艦本体に1発発射して計3発です。
ここにこだわれ! MISSION 03『間隙の第一波』でRANK Sを狙う切り札! §
この調査が最も意味を持つのは、実はMISSION 03『間隙の第一波』です。このミッションは、前半戦では比較的余裕があるのに対して、後半戦ではあまり余裕がありません。時間的な余裕が少ないだけでなく、RANK Sねらいの場合に落とさねばならない敵機が高速で離脱してしまうという問題があります。それにも関わらず、キャンペーンで飛んでいる場合には機種固定であり、F-5Eしか使うことができません。
さて、ここには敵のDESTROYERが1隻います。逃げ出す前に敵機を仕留める時間の余裕をひねり出すには、これを迅速に始末する必要が生じます。
F-5EはUGB 無誘導爆弾を装備していますが、これでDESTROYERを沈めるには3発を要します。そして、これは4発同時に発射できるので、1回の攻撃で撃沈可能です。時間だけでなく対空戦闘に使える通常ミサイルは不足気味になるミッションなので、無誘導爆弾3発を連続して一気に落として迅速に沈めてしまう必要があります。
しかし、対地特殊兵装は2発しか同時に使えないと思い込んでいると、2回の攻撃を行う必要が発生し、貴重な時間を無駄にしてしまう恐れがあります。このような誤解は、HUDの特殊兵装表示を見ないプレイヤーで、普段はUGBL 無誘導爆弾(大)や、SOD スタンドオフディスペンサーの装備機ばかり乗っていると陥る可能性があります。
該当する人(は~い!)は、十分に注意しましょう。
意外と良かったSOD スタンドオフディスペンサー §
調べて分かったこともあります。
割と遠距離から発射でき、誘導され、しかも2発でDESTROYERを沈められるSODは、LASMと比較しても対艦攻撃用に悪くない特殊兵装と言えます。
1発の能力で比較すれば、やはりLASMの方が良いと言えるのですが、実はFB-22とF-35C/RAFALE Mの比較として考えると美味しさが逆転します。F-35C/RAFALE MはLASMを14発しか持っていないのに対して、FB-22は18発も持っているからです。通常ミサイルの数もFB-22の方が優れます。
それらを活用して敵艦に挑むとすれば、FB-22はF-35C/RAFALE Mよりも優れた選択と言えるかもしれません。(ただし、僚機は制空力のある戦闘機を選ぶことを推奨)
MISSION 26『混迷の海』は、キャンペーンの途中で飛ぶ場合は艦載機ではないFB-22を使えませんが、フリーミッションで飛ぶ場合は候補に入れてみても良いのではないでしょうか?
もちろん、MISSION 07『サンド島防衛戦』の場合は問題なく選択することができます。
使えない気化爆弾と強すぎるTLS §
気化爆弾は2発しか同時に落とせないのに、DESTROYER撃沈には4発を要します。効率が悪すぎると言えます。
一方、TLSは一撃で1隻どころか、上手く射線を移していけば何隻も一気に沈められます。腕前さえ上げれば、これが最強ということで間違いないでしょう。