ACE COMBAT 5は英語音声、日本語音声を切り替えられます。デフォルトは日本語音声です(少なくとも日本語版は)。ですので、ずっと日本語音声でプレイしてきました。しかし、英語音声でプレイできる以上は、それも試しておく価値があるだろうと思って、それにチャレンジしてみました。
レギュレーションは以下の通りとしました。
- 英語音声、日本語字幕で飛ぶ
- 自機の機種は何でも良いが、できるだけ多くの機種を体験するため、同一機種に2回乗らない。また、気分がだれるのを防ぐため、直前にやったコクピット視点チャレンジで乗らなかった機種に限定する
- 自機の機種固定ミッションは、その機種で乗ったことにする
- 任意に自機の機種を変更できないミッションでは同一機種が続いても不問とする
- 僚機の機種に一切の制限はない
- コイン選択は、どちらでも良い
- 特にRANKは問わない
- 難度はACE
- キャンペーンクリアが目標なのでコインの都合でやらないミッションをやる必要はない
英語音声は良いか悪いか? §
英語音声が良いか悪いかは、人それぞれで決まった結論はないと思います。
ゆえに私個人の感想について言えば、これは「悪い」と思います。
なぜかといえば、ネイティブスピードの英語音声を聞き取ることができないからです。つまり、英語はムードを醸し出す効果音として聞き流しつつ日本語字幕を読んで意味を理解しなければなりません。しかし、0.1秒の反応を要求されるこのゲームにあって、視線をいちいち字幕に向けて読むというのは、スムーズなゲームの進行の妨げになります。
もちろん、聞き流してもなんら問題ない台詞が大多数です。他人から発せられる質問ですら、実は答える必要性はほとんどありません。しかし、台詞の中には、ゲーム進行上非常に重要なものが含まれることがあります。たとえば何かが発生するタイミングを示唆するであるとか、そのようなタイプの台詞ですね。それを聞き逃すことは、ゲームのスムーズな進行の妨げになります。
それゆえに、字幕を見ることなく意味を聞き取ることが出来る日本語音声の方が良い、というのが私の結論です。
余談ですが、FINAL FANTASY Xなども英語音声のインターナショナル版を持っていますが、これはプレイしていません。こういうゲームは、ACE COMBATほどシビアな時間的要求を持っていませんが、それでも「本来耳で聞けば分かるものなのに、字幕を読まねばならない」というのは大きな負担に感じられます。
英語音声雑感 §
英語音声は、日本語音声と比較して、声のタイプが似通っていて人物を区別しにくい印象があります。
ただし、栄えあるユーク駆逐艦グムラクの艦長(?)の声だけはだみ声で非常に印象に残りますね。
一方、グリムの声が可愛くないのは致命的な問題と言えるでしょう。
出撃する際の号令は、前半は「うぉーどっぐ、ろーんち」と聞こえますが、後半は「らーずぐりーず、らーんち」と聞こえました。つまり前半は「ろーんち」なのに、後半は「らーんち」と聞こえたということです。ちょっと興味深いところですね。
英語音声で時々ハッとさせられるのは、ゲームを起動して何もしないでおくとプレイされるムービーに出てくる台詞のときです。突然聞き慣れた台詞になるのが、不思議な気分にさせられます。
ちなみに、英語音声の方が喋っている時間が短いのか、台詞の進行が早い場合がありました。
それでも強引に一般論的な結論 (笑 §
英語音声の登場人物と、日本語音声の登場人物は全くの別人です。たまたま同じ名前と顔を持っているだけ。そう考えた方が良いでしょう。
だから、片方に馴染んでしまった場合、他方でプレイしても「仲間と飛んでいる」という感覚は得られないと思います。
各ミッションの結果と感想 §
以下に各ミッションの結果と感想を書きます。
MISSION 01『極西の飛行隊』 §
F-5E×3+F-4G
あ、台詞が全部違うからムービーがスキップできない。ブリーフィングも。
実際に飛んでみると、仲間と飛んでいる気がしないです。
MISSION 02『開戦』 §
F-5E×3+F-4G
サクサクと、あっという間に終わり。
質問はもう順番を覚えているので、台詞は読まずに答えられます。
MISSION 03『間隙の第一波』 §
F-5E×3
かったるいから、ムービーやブリーフィングはスキップしよう、と決めました。(でも、このあと少しは見ました)
F-5Eにヘッドオンで落とされる情けなさ。やはりどこかで注意力が英語に奪われているようです。リトライ。
今度は注意していたのにニムロッドと空中衝突! ぎりぎりで避けられると思ったのにニムロッドが上昇してきたのですよね。リトライ。
そして、やっとこさクリア。
MISSION 04『初陣』 §
F-5E×4
重要な情報が耳から入ってこないのが英語音声プレイの問題点ですね。英語の内容は聞き取れないので。いや、聞き取れても、集中力が必要だとすれば、やはりプレイの妨げになります。
それはともかく、ここで気になるのはグリムの声が可愛くないことです。
MISSION 05『第三艦隊集結』 §
F-15C×4
文句ない空戦機動能力。SAAMを使いこなせば申し分のない戦闘機ですね。
サクサクっとクリア。
MISSION 06『白い鳥I』 §
F-15C×4
打ち上げ関係の音声は英語で聞いても良い感じですね。
しかし、アークバードの生まれたわけなど、込み入った話はミッション中の忙しい時間に英語で把握するのは無理です。字幕読んで理解している時間はないです。
MISSION 07『サンド島防衛戦』 §
A-6E+TYPHOON×3
A-6Eはやはり遅い!
銃撃を多用していたら、結局フリゲートを4隻ぐらい取り逃がしてしまいました。
質問には記憶で応答。英語はいちいち解釈していられません。
MISSION 08『希望という名の積荷』 §
SU-27+TYPHOON×3
左まわり最短経路でAAシステム突破。
このミッションでもSAAMは強力。誘導さえ出来れば当たりやすいです。よほど無理な角度では当たりませんが。
MISSION 09『憎しみの始まり』 §
SU-32+TYPHOON×3
台詞がほとんどノイズに聞こえています。
隊長の花道も、おめでとうパパも、全てノイズ。
聞き取れず、字幕を読んでいる余裕もない状況ではそうなります。
MISSION 10『見えざる姿』 §
MIG-29A×4
手早く終わらせようと思ったのに、結局ネームド機以外出てきた敵機は全機撃墜。
ジャミング中のチョッパー笑い声がちょっと変 (笑。
MISSION 11A『報復の連鎖』 §
MIG-29A×4
パニックの民間人の悲鳴は、英語音声でも大差ないという印象が残ります。
MISSION 12A『緑海の火薬庫』 §
TND-GR.4+TYPHOON×3
出てきた敵は全て撃破……と書きたいところですが、最後のTUNNELにSODを撃つのとほぼ同時に敵機が出現。これは撃墜でないままミッション完了。
悲鳴のたぐいは、英語音声でも違和感がありませんね。
MISSION 13『ラーズグリーズの悪魔』 §
FB-22+TYPHOON×3
リムファクシはSOD+通常ミサイル+銃撃で一気に沈めました。
ミッション後のムービーのパーティー・シーンの音の感じがそれらしくて良い印象です。
MISSION 14『零下の檻』 §
TND-F3+TYPHOON×3
敵が出てこない長い時間のあるミッションですが、そういう時間は字幕を見ながら英語台詞を聴けますね。
久々に乗った気がするTND-F3は、今になってみればけして弱い戦闘機には思えません。対地攻撃機で空戦するのに慣れすぎたせい? (汗
MISSION 15『凍土からの救難信号』 §
F-16C B60+TYPHOON×2
緊迫したミッションなので、ほとんど英語台詞は聞こえません。
しかし、F-16C B60の卓越した軽快な戦闘力が炸裂し、TOTAL POINTS 23540は自己ベスト2。F/A-18Eは22機も撃墜しています。
MISSION 16B『砂漠の電撃』 §
F-16XL+YA-10B×3
節約を心がけないで銃撃していたら機銃弾が切れてしまいました。
かなりの敵を残してしまいました。
最後はXAGM4発を戦艦に連続して撃ち込んでミッションクリア
MISSION 17『JOURNEY HOME』 §
S-32+TYPHOON×3
あれれ。S-32なのに、まったく問題なく飛べるぞ。腕が上がったから?
TOTAL POINTS 33540は自己ベストのタイ記録。
ちなみに、音声はほとんど聞いていません。返答のときだけ字幕をちらっと見て、あとは記憶で返答。
MISSION 18『クルイーク要塞攻防戦』 §
SU-37+X-02×2
次のミッションで楽に全機撃墜クリアするために、普段は使わないSU-37を選択。
SU-37はどうも地上攻撃をやりにくい感じです。
英語音声? あまり記憶がないです (汗。
もうノイズも同然、というか言ってる内容もほとんど漠然と記憶しているし。
MISSION 18+『8492』 §
SU-37+X-02×2
全機撃墜(ネームド機不明)。
MISSION 19『決路』 §
HAWK×4
台詞が早い。第2洞窟を抜ける前に、ナガセから追っ手はまだ居る?と質問されました。
グリムは後ろに注意が払えないが、トンネル通過中は台詞に注意を払えない!
犬だけは日本語音声と同じ。犬語は世界共通ですね、ドクター・ドリトル?
MISSION 20『古城の幽閉者』 §
F/A-18E+F-35C+F-14D×2
対地特殊兵装抜きでこのミッションをやるのは厳しい!
おかげで、質問を1つ見落として返答無しにしてしまいました。英語音声だから気付かなかったという面もありますが、日本語音声でも聞き落とすことがあります。
MISSION 21『孤空からの眼差し』 §
F-15E
おやじさんの通信はほとんど聞き流して低空高速飛行に専念。とはいえ、撮影可能になる瞬間だけは、いつもと台詞が違うので、注意を要しました。
RANK Sクリア。
MISSION 22『封印』 §
MIR-2000D+TYPHOON×3
高速爆撃機で飛び回って、地上の敵は河川上流下流の隠し目標、繰り返しでてくるSAMを含め、全て撃破。とはいえ、これはハイスコアのための好ましい攻略方法ではないことが分かっているので微妙。
英語音声? 既に慣れました。聞き流すべきノイズとして (笑。
MISSION 23『ラーズグリーズの亡霊』 §
F-20A+TYPHOON×3
情けないヘリへのSAAM誘導ミスで気が動転して撃墜されました。
リトライ。
とはいえ、どこで通常ミサイルを撃てば当たるかだいたい把握した段階では、F-20Aでもオヴニルに楽勝。
MISSION 24『白い鳥II』 §
SU-47+TYPHOON×3
既に使ったことにした機種を除いて、残った機種からミサイル装備数が多くそこそこの機動性のある機種を選ぶと、奇しくも最初にこのミッションに挑戦したときと同じSU-47になりました。
攻略手順が確立されているので、楽勝RANK S。
ちなみに、いつの間にか英語音声であることを半分忘れていました。何を言ってるか、ちらっと字幕を時々見ていれば、分かってしまうわけですね。曖昧にほとんどの台詞を記憶しているから。
MISSION 25『ハートブレイク・ワン』 §
RAFALE B+TYPHOON×3
SODが使えると楽で良いですね。というのは、ミッションに適さない機種でばかりプレイしているから感じる感想でしょうか?
8492は自力で2機撃墜。
MISSION 26『混迷の海』 §
F-14B+F-14D×3
似たような声ばかりで区別しにくいと思った英語音声。しかし、グムラクの声はだみ声で非常に個性的ですね。
F-14Bでやる対艦攻撃はけっこうきついです。しかし、不可能ではありません。
なぜか着艦に失敗。F-14Bはブレーキが非常に弱いようです。1回目は止まらずに飛び出してタッチアンドゴー状態。2回目は速度が下がった状態で飛行甲板をはみ出して爆発。
3回目で速度を最初から抑えつつ着艦しましたが、アングルドデッキの距離をめいっぱい使って止まったような状況で、余裕がありませんでした。
MISSION 27『ACES』 §
X-29A+TYPHOON×3
登場時に歌うオーカニエーバのメロディーがでたらめ。日本語音声の方はそれなりにあの歌のメロディーっぽいですが、英語音声はちょっと違う?
ハミルトン相手に通常ミサイルを無駄撃ちし、しかも仕留められなかったので、敵機を残したままトンネルに飛びこびました。なにせ、通常ミサイル2発はどうしてもトンネル内で必要なので、最後の2発は空戦に使えません。トンネル内は、敵機第1グループと第2グループの2機をQAAMで仕留めました。よく考えれば、QAAMがかなり余っていたので、それを使って空戦すればRANK Sに達したかも知れません。
MISSION 27+『THE UNSUNG WAR』 §
X-29A+TYPHOON×3
残り1分30秒ぐらいでベルカ飛行隊全滅。
ネームド機はQAAMが執念の追跡で撃墜。てっきり外したと思ったので、どうして撃墜できたのか一瞬分かりませんでした。まさかQAAMがこれほどできるとは思わなかったよ! (笑。