トピックマップやオントロジというのは、勉強不足ゆえに何をするものかも良く分からないところがあるのですが。以下のような情報をさるところで知り、無料で遊べるソフトがあるのならば試してみようかと思いました。
聞き込んだ話の要約 §
1/13日に、OKS (Ontopia Knowledge Suite) 3.0 がリリースされたそうです。
以下はOKS を構成する主要なコンポーネントやその機能を説明するページだそうです。
http://www.knowledge-synergy.com/products/oks.html
トピックマップ エディタ"Ontopoly"とトピックマップ汎用ブラウザ "Omnigator"を含むOKS Samplers を以下のアドレスからフリーダウンロードできるそうです。
http://www.ontopia.net/download/freedownload.html
OKS Samplersのインストール §
JREが必要と言うことになっていましたが、試してみると上手く動かず、JDKを入れました。
また、Windowsでの標準的なインストールを行うと上手く動きませんでした。どうも、半角空白を含むディレクトリに下に入れてはならないようです。
JDK本体、JRE、OKS Samplersの3つを全てルートディレクトリ直下のディレクトリに入れてやっと動きました。
面白いよ、これは! §
すみません。勉強不足で理屈が分からないので、ビジュアル表示だけ遊びました。
OKS Samplersに含まれているTomcatを起動し、http://localhost:8080/を開き、Visualizeの"Test Vizigator on the Opera topic map"を選んでみました。
しょっぱなから面白いです。
この表示はJavaアップレットによるものです。
作曲家プッチーニを中心に様々な項目が関連づけられています。
線の上にマウスポインタを乗せると、関連の種類が表示されます。たとえば青い線の上では"Composed by"と表示されます。黒い線は"Died in"です。
そこで、"Died in"結ばれたブリュッセルをクリックすると、これが展開されます。
増えた項目と表示を整合させるためにアニメーション的に項目が動きます。
ブリュッセルと、ベルギーの間は"Located in"の関係です。
ブリュッセルとVaëz, Gustaveは、"Bom in"の関係です。(このあたり、何を意味しているのかオペラは素人なので良く分からないが、技術デモンストレーションとして面白いのでOK!)
さて、ここからが最も面白いところです。
ここでVaëz, Gustaveをクリックすると、項目が増えるだけでなく、既に表示されている項目との間に新しい線が増えます。
今まで表示されていなかったパリが追加され、Vaëz, Gustaveとは"Died in"で結ばれ、最初から表示されていた"La rondine"や"La Bohème"とは"setting"の関係で結ばれます。
これが何を意味するのか? §
素人が勉強もしないで勝手なことを書くので、以下はけして信じないように。
意味を意識した関係性の知識記述ができれば、こういった形で新しい関連性を発見していく処理が可能になるのでしょう。
それが可能になると、検索機能などが面白くなりそうです。これまでの検索は、見た目の文字の並びにのみ着目して動作していましたが、それは「たまたま文字の並びが似ている」というだけで関係ないものを拾ってくるという問題があります。そのくせ、どれほど関係が近くても、たまたま文字の並びが似ていないと拾ってきてはくれません。
しかし、こういうネットワークが描き出せれば、より本質に着目した検索が可能になってくるでしょう。
面白いですね。(素人が勝手な妄想で面白がっているだけですが)