2006年02月17日
トーノZEROアニメ感想舞-乙HiME total 4047 count

ナツキのヒッチハイクシリーズ、今度は過激すぎて逮捕だ!?

Written By: トーノZERO連絡先

 トーノZERO, THE BELKANアニメ感想家(笑)のアニメ感想を参ります。

 今日の舞-乙HiMEの感想。

サブタイトル §

第19話「宿命の17歳(^^;)」

あらすじ §

 マシロはアスワドに救われ、アスワドの村に連れてこられます。そこにはアリカもいました。

 アスワドは、戦争によって病に冒された種族で、それを解決するためにガルデローベの技術を求めていることが明らかになります。

 そして、アリカの母とされるレナは、遺体をシュバルツに奪われたことが明らかになります。その目的は、テクノロジーを奪ったあとにジェムを生み出す手段として使うためだとされます。

 一方、ニナはナギの側近としての立場を固めていきます。裏切り者とされたウォンは、自らマシロ探しの任務に志願し、ナギから最後のチャンスとして認められます。

 ナオとナツキは、ヒッチハイクを試みますが、わいせつ物陳列罪で兵士に捕らえられてしまいます。

感想 §

 実は、これまでの感想ではあまり触れてこなかったのですが、舞-乙HiMEには、舞-HiMEを知っているとニヤリとできるシーンや、人物関係、シチュエーションなどがしばしば出てきます。

 今回のヒッチハイクのシーンもまさにそれですね。繰り返されることによって、一種のパターンギャグになっています。前回のように煮え切らないポーズのナツキは、要求されてもっと色っぽいポーズを取るのかと思いきや、いきなりナオに服を脱がされてあっとびっくり。これは、前作のシーンを知っていればいるほど、驚きが大きくなると言う仕掛けですね。

 というわけで、舞-HiMEプロジェクト第3弾が実現するなら、きっとまた同じようなヒッチハイクのシーンが登場して、スターシステムによって再び別の役柄で登場したナツキが登場することでしょう。今度はどんな仕打ちを受けるか、今から楽しみですね。みんな、舞-HiME,舞-乙HiMEのDVDやゲームをどんどん買って、これなら第3作も作れるぞというムードを作ってくれよな! (私は貧乏だから、とても高価な買い物はできないけれどね……、って他力本願かい!)

 ちなみに、ミドリちゃんの17歳も同様ですね。前作では、ぬけぬけと言い抜けた年齢詐称も、今回は深い深い悲劇を裏に秘めた17歳です。

更に感想 §

 アスワドの村で、狩ってきた怪物の身体が歓迎されるのは、風の谷のナウシカで王蟲の抜け殻が歓迎されるシーンを思い起こさせますね。

 しかし、このシーンが良いのはナウシカを連想させるからではなく、それが生々しい架空世界の生活感を意識させるからです。「キモは滋養にいいのよね」という村人の台詞は、わざとらしい説明ぜりふではありますが、それが醸し出すムードには大きな価値があります。まさに、そこには我々とは違う常識や食生活が存在すると思えるのです。

今回の名台詞 §

ミドリ「生き汚いな」

 しぶとく生きているマシロに向かって一言。

 これは印象的な名言でしょう。