SU-27だけで飛ぶFlankerチャレンジの結果、SU-27があまり良好な機体とは言えないことが分かりました。では、ライバル機といえるF-15Cはどうなのでしょう?
というわけで、既にF-15系機体だけで飛ぶEAGLEチャレンジをやっていますが、F-15Cだけで飛ぶという制約を課したEagleチャレンジPart2を行いました。
レギュレーションは以下の通りとしました。
- 自機、僚機にF-15Cを選択できるミッションは、F-15Cを使用する
- F-5Eしか選べないミッションはもちろんF-5Eで飛ぶ
- HAWKしか選べないミッションはもちろんHAWKで飛ぶ
- 艦載機しか選べないミッションでは特に指定はない。何で飛んでも良い
- MIR-2000Dしか選べないミッション11Bを避けるため、最初のコイン選択は必ずフェイス オブ コイン(表)を選ぶ
- 2回目のコイン選択はどちらでも良い
- 特にRANKは問わない
- 難度はACE
- キャンペーンクリアが目標なのでコインの都合でやらないミッションをやる必要はない
感想・F-15C §
加速性に優れ、空戦においては大きな強みを発揮します。急減速して敵の後ろに食らいつき、狙われたら即座に大加速で逃げ出すこともできます。
一方、ロールは遅く、ヨーの利きも良くありません。そのため、低速低空での対地銃撃のような作業は不得意と言えます。
空戦主体のミッションで楽しく飛ぶ……という条件であれば、F-15Cは十分に良好な結果を出せると思います。しかし、もっと快適に空戦ができる機種はいくらでもあります。
ちまちまと多数の地上目標を攻撃するような使い方ではストレスが溜まるかもしれません。
F-15C vs SU-27 §
加速に優れるが曲がらないF-15Cと、加速がトロいがよく曲がるSU-27は、完全に性格が相反していて、相互補完的です。
教科書的な回答としては、空戦主体ならF-15C有利、対地攻撃主体ならSU-27有利ということができるかもしれません。
しかし、このような回答にはさしたる意味はありません。なぜなら、SAAM装備の純然たるFIGHTERを対地攻撃主体のミッションで使うという発想そのものに無理があるからです。いや、私はその無理を楽しむ人ですが、一般論で言えば、対地攻撃主体のミッションにはATTACKERかMULTIROLEで出撃するプレイヤーが多数派でしょう。
ですから、SU-27よりもF-15Cの方が使える役立つ機体であると結論づけたいと思います。しかし、これは比較優位ということであって、絶対優位ではありません。F-15Cにも不得意な用途があり、そこではSU-27が優越するケースもあります。
ちなみに、通常ミサイルの装備数はSU-27が72発で、F-15Cが70発であり、SU-27の方が2発だけ多いのです。その2発が成果を分けるようなミッションの場合、SU-27のスコアが優越する可能性もあり得ます。
ナンバー2 SAAMファイターはどっちだ? §
SAAM装備のFIGHTERで最も強いのはおそらくSU-47でしょう。その理由は通常ミサイルの搭載数が最も多いから。単純に武装が多ければそれだけ多くの戦果を上げられるという理屈です。
では、ナンバー2のSAAM装備のFIGHTERはというと、SU-27とF-15Cが候補に挙がります。従来は、同程度に使える戦闘機だと思っていましたが、こうして乗り比べると、そうではないことが良く分かります。
ここでは、(SU-27が優越するケースもあるという留保を付けつつ)ナンバー2 SAAMファイターはF-15Cである……という結論としたいと思います。
さて、ACE COMBAT 5 攻略ガイド "Incomplete" ~番外・本当は凄いSAAM!~の内容も訂正しなければ……。はい、改訂版を作る予定です。
各ミッションの結果と感想 §
以下に各ミッションの結果と感想を書きます。
MISSION 05『第三艦隊集結』 §
F-15C×4
SU-27と比較して、嘘のように優れた加速性と機動性。
F-15CはSU-27と同列に見ることはできない!
MISSION 06『白い鳥I』 §
F-15C×4
スムーズにB-2Aを全機撃墜でクリア。
ちょっとロールがもっさりしているかな、という印象。
MISSION 07『サンド島防衛戦』 §
F-15C×4
順調に銃撃主体で敵艦を沈めつつ進行。
MISSION UPDATE前、最後の敵機にSAAMが当たる直前にMISSION UPDATE。全部は落とせませんでしたが、頑張れば可能かも。
シンファクシは、沈める前に上空の敵機も全て撃墜。
MISSION 08『希望という名の積荷』 §
F-15C×4
AAシステム通過の時、抜け道を通って出ようとしたら、マザーグース・ワンが1発食らってしまいました。ヨーの曲がりやすさはちょっと物足りない?
正面から来るMIG-31相手に撃ったSAAMは全て外れました。とほほです。
MISSION 09『憎しみの始まり』 §
F-15C×4
TOTAL POINTS 19530は自己ベスト2タイ記録。SU-27チャレンジの時の記録と同スコアです。(自己ベストは19890)
これだとSU-27と同程度の強さということになりかねませんが、もっと上手くやれば上を狙えます。
フリーミッションでやり直し。
すぐに終わらせないで徹底的に粘って、たまに出現するA-10Aを撃墜してスコアを稼ぎます。そして、ハイスコア達成……と思ったらタイムオーバー。最後のBUNKERを撃破した後、地上部隊が中に入らないとミッション完了にならないため。
リトライ。
TOTAL POINTS 20250、自己ベスト更新です。
ちなみに、このあたりを見る限り、このスコアがこのミッションで可能な最大スコアであるようです。
MISSION 10『見えざる姿』 §
F-15C×4
ネームド機を含め、出てきた全機を軽く一蹴。
ネームド機は遠距離からのSAAMの1発で撃墜。
MISSION 11A『報復の連鎖』 §
F-15C×4
対地銃撃を含め、スムーズに進行。
問題なくクリア。
MISSION 12A『緑海の火薬庫』 §
F-15C×4
TUNNELは全て銃撃で撃破。
出てきた敵は、ロックオンできないSAMを除き、隠し目標を含め全て撃破。
最後のTUNNELは、3発のSAMの下をかいくぐりながら銃撃。
F-15Cなら楽な仕事です。
ちなみに、ミッション開始直後、目に前にいF-15C2機と、それを落とすと出てくるF-15C 1機、そして、隠しハンガーを守っているMIG-29AをSAAMで一気に落としてみました。割と良い感じです。
MISSION 13『ラーズグリーズの悪魔』 §
F-15C×4
散弾ミサイル炸裂まであと10秒で慌てて急角度で上昇したら、散弾ミサイル本体とすれ違いました。いや~、スリリング!
最後は必死に銃撃してRANK Aクリア。
MISSION 14『零下の檻』 §
F-15C×4
楽勝クリア。
MISSION 15『凍土からの救難信号』 §
F-15C×3
SU-27ではあれほど苦労したミッションですが、今回は1回でスカッとクリア。
やはりF-15Cの方が強いです。
ちなみに、ナガセ発見前に特に多数の敵機を落とそうとした……ということはありません。正面から来る敵機はSAAMでかなり落としましたが、E-767相手に撃ったSAAMは、当たる瞬間だけステアリングサークルから外すというアホなミスで無駄撃ちしてるし、けして効率の良い戦いはしていません。それでも、なんら不安感無しでクリアできたのは機体の性能差というしか無いですね。
MISSION 16A『砂漠の矢』 §
F-15C×4
TOTAL POINTS 31925。SU-27チャレンジの時はTOTAL POINTS 32980。自己ベストは36440。自己ベストに遠いのはともかく、SU-27の時より低いのはちょっとがっかり。とはいえ、やり直せば、もっと良いスコアを出せる見込みは十分にあります。
ちなみに、MISSION UPDATE時には通常ミサイル、SAAM共に残弾なし。機銃だけで残りの敵機を全て相手にして空戦を実施。僚機と共に全機撃墜。
ちょっと悔しいので、フリーミッションでやり直し。
最後に1機だけ残ったE-767を攻撃中に、機銃弾が切れました。(もちろんミサイルも無し)。「とほほ。機関砲を撃ち尽くしたかブービー」というチョッパーの台詞を聞いたのは初めてかも。僚機がとどめをさしてくれてTOTAL POINTS 23940。それでもSU-27の時より40ポイント低いことになります。とはいえ、この程度は誤差でしょう。
でも気に入らないのでリトライ。
順調に進行していたものの、野戦司令部を攻撃中にミサイルアラートを食らったので急旋回したところ、旋回した方向にSAMが飛んでくるのが見えました。路上のSAMから発射されたものです。見えるSAMに自分からあたりに行ったようなものです。非常に珍しい経験です。
リトライ。
いい加減疲れていて、終わらせないとやばいということは重々承知。そこで、最後の2機となったE-767の1機を銃撃中、当たりそうだと事前に察知して上昇回避を試みました。それは、より当たりにくい方向に回避したつもりでした。しかし、E-767も上昇中だったので、まさに同方向に進路変更したことになって激突。ありゃりゃ。
更にリトライ。
しかし、いい加減に疲れていて、頑張ってもTOTAL POINTS 32760でした。
MISSION 17『JOURNEY HOME』 §
F-15C×4
ステルス攻撃機を1機残して空戦を継続。
ゆえにチョッパー墜落時には当然敵機は無し。
通常ミサイル、SAAMは全弾撃ち尽くし。しかし機銃は1発も撃たず。
TOTAL POINTS 28760という結果に。ちなみにSU-27チャレンジの時はTOTAL POINTS 26220。(自己ベストは33540)
圧倒的にSU-27を超える成果です。
実際、戦っていても何ら無理がありませんでした。
空戦だけに限定すれば、F-15Cの強さはSU-27を圧倒的に凌駕すると言って良いと思います。
MISSION 18『クルイーク要塞攻防戦』 §
F-15C×3
待ち伏せの敵車両6両と、BUNKER上の2つのSAMは、出現前に銃撃で撃破。とはいえ、余裕はほとんどありませんでした。要塞前の敵を攻撃するのに手間取りました。どうも、F-15Cは低空低速対地攻撃に向かない感じがあります。SU-27よりも、その点では劣るかもしれません。それが、MISSION 16A『砂漠の矢』のスコアがSU-27に負けてしまう理由かもしれません。
MISSION 18+『8492』 §
F-15C×3
敵機第3グループに落とされてリトライ。
そして、全機撃墜。(ネームド機不明。おそらく撃墜していない)
頑張れば何とかなる……という水準ですね。
MISSION 20『古城の幽閉者』 §
F-35C×2+F/A-18E×2
F-35Cに乗ったところ、ロールの機敏さにびっくり。
F-15Cの弱点がロールの遅さにあるのは間違いないでしょう。
MISSION 21『孤空からの眼差し』 §
F-15C
RANK Sは取れたものの、ちょっと怖い感じでした。
低空を機敏に曲がりながら飛ぶのは不得意……という印象です。
MISSION 22『封印』 §
F-15C×4
河川上流下流の隠し目標、繰り返し出てくるSAMを含め、全ての地上目標を撃破。空戦もけっこうやりました。1分以上余らせた状態で終わりました。
TOTAL POINTS 51010でした。
ちなみに、SU-27チャレンジの成果はTOTAL POINTS 44970。(自己ベスト57870)。
これを優越できたことになりますが、その原動力は積極的な空戦にあったのだろうと思います。おそらくは、対地攻撃にはないと思います。
MISSION 23『ラーズグリーズの亡霊』 §
F-15C×4
SAAMによるオヴニル攻撃のノウハウが貯まってきました。
2機までSAAMで撃墜。3機目は1撃のみ。あとは通常ミサイルで仕留めました。
MISSION 24『白い鳥II』 §
F-15C×4
上部レーザー攻撃中に通常ミサイル切れ。
苦し紛れにSAAMを撃ってみたものの、レーザー回避のために誘導できず。
結局、必死に銃撃して仕留めました。
最後の補助エンジンは残ったSAAMを全て撃ち込みながら銃撃も併用。
RANK Sクリア成功。
SU-27と比較してミサイルが不足する感じなのは、搭載通常ミサイル数がF-15Cの方が2発すくないためでしょうか?
MISSION 25『ハートブレイク・ワン』 §
F-15C×4
経路選択は近・近・近。
対地攻撃はやはり得意ではない感じです。
8492戦では、SAAM5発を発射、3発が命中して3機撃墜。4機目は僚機が撃墜。
MISSION 26『混迷の海』 §
F-35C×2+F/A-18E×2
珍しくLASMを余らせて終わりました。
MISSION 27『ACES』 §
F-15C×4
ディスクの読み取りエラーでもあったのか、ムービー挿入の順序が狂って、トンネルの入り口が開かないという状況に。
リトライ。
ムービー挿入のあと、僅かに感覚が狂って建築物に激突。情けない。
リトライ。
今度は成功。トンネル内敵機第2グループも、おそらく3機とも撃墜成功。(SAAM2発+通常ミサイル2発)
でも、飛び込むのが早すぎたようで、RANK Aクリア。
MISSION 27+『THE UNSUNG WAR』 §
F-15C×4
ベルカ飛行隊にはSAAMだけで勝負を挑みました。
残り約1分10秒でベルカ飛行隊全滅。
SAAMは7発撃って、1発は外しているので、6機は撃墜したことになります。残り2機は僚機が撃墜。
ネームド機はヘッドオンのSAAMで瞬殺。
当然、通常ミサイルは1発も使わない状態でSOLG攻撃へ。そのまま通常ミサイルでSOLGを撃破してミッションクリア。