2006年03月23日
トーノZEROアニメ感想キン肉マンII世 total 2580 count

戦意を取り戻しても結局勝てない……、つまり諦めない心だけでは勝てない!?

Written By: トーノ・ゼロ連絡先

 トーノZERO, THE BELKANアニメ感想家(笑)のアニメ感想を参ります。

 今日のキン肉マンII世 アルティメット マッスル2の感想。

サブタイトル §

第12話 万事休す!マッスルミレニアム撃沈

あらすじ §

 万太郎が慢心から放ったマッスルミレニアムは、あらかじめ攻略法を特訓していたケビンに破られます。

 戦意を失う万太郎に、凛子や万太郎に負けた超人達の声援が飛びます。

 そこで、万太郎は真の火事場のくそ力を取り戻し、戦いを再開します。

 しかし、既に破られた必殺技の数々を仕掛けても再び破られてしまい、万太郎は再び戦意を失い、恐怖に囚われます。

 ミート君は、ガゼルマンとチェックメイトに連れられて会場を目指します。

感想 §

 これは凄い。

 通常であれば、ヒロインや万太郎に負けていった超人達の声援があれば、万太郎は逆転の力を得られるはずです。そして、ケビンが「そんな馬鹿な。おまえはオレには勝てないはず……」などというお約束の台詞を吐きながら倒れていくはずです。

 しかし、ここではそのような展開には進みません。

 (ミートの存在を除けば)完全なる声援によって完全なる復活を遂げた万太郎は、再び圧倒的な力によってねじ伏せられてしまいます。

 これはもう、本来ならあり得ない「主人公が敗北する」ドラマです。

 ゆえに、主人公に感情移入していた視聴者に、単純な娯楽以外の気持ちを植え付ける作品です。

 もちろん、そのようなものを描こうとする態度こそが誠実であり、世の中には単純な娯楽以外の作品が必要なのです。

 そして、それを描いているのが、このキン肉マンII世という作品であることが、とても嬉しいところですね。

今回の一言 §

 でも見ている側としての気持ちは複雑です。宝物になりうる複雑さではありますが。