ACE COMBAT ZEROでネタものを書くのは先の話かと思っていましたが、どうしても書きたいことが出てきました。
これは、ACE COMBAT 5ネタの真説・MISSION 12A『緑海の火薬庫』FNS地球特捜隊ダイバスター編の続編です。ゆえに、登場人物は、ACE COMBAT 5の名前を持って出てきます。
とはいえ、ACE COMBAT 5の知識は必須ではありません。
ただ、FNS地球特捜隊ダイバスターを知っていないと(知っていても?)、アホな文章の羅列にしか見えない可能性が大です。
ウォードッグ朝礼 §
ペロー「おはよう、諸君」
ブレイズ「おはようございます」
ナガセ「おはようございます」
ペロー「さっそくだが、今日の指令だ」
ブレイズ「お願いします」
ペロー「これを見てくれ」
チョッパー「これはFNS地球特捜隊ダイバスターのオープニングでごわすね」
グリム「格好いい歌だよな。おいら好きだぜ」
ペロー「格好は恥ずかしいと思うが、歌詞をよく聴いてくれたまえ」
ブレイズ「歌詞がどうかしたんですか?」
ペロー「ACE COMBAT 5が発売された2004年10月には意味が無かったことだが、2006年3月の今なら重大な意味のある歌詞が含まれているのだ」
チョッパー「重大な意味とは、重々しい言葉でごわすね」
グリム「ヒントがないとわかんないよ」
ペロー「これはクイズ番組ではないのだが、よろしい。ヒントをあげよう。『みつめられたらみつめかえすぜマジで~♪』の部分は、君たちが操縦する戦闘機に置き換えてみるとどういう状況だと思うかね?」
ブレイズ「ヘッドオンだ。正面から2機の戦闘機が向き合う状態だ」
ペロー「そう、ヘッドオンだ」
グリム「ヘッドオンなんて、2004年10月どころか、第1次大戦の空戦からあるよ。それがどうして2006年3月なら意味があるって言うんだよ」
ナガセ「分かったわ。ACE COMBAT ZEROよ」
ブレイズ「ゆりっぺ、じゃないナガセ。どういう意味だい?」
ナガセ「よく考えてみて。ACE COMBAT ZERO最後のミッションのことを」
ペロー「そうだ。ACE COMBAT ZEROのMISSION 18「ZERO」の第3段階では、ADFX-02モルガンの弱点はエアインテークだと判明し、正面からの撃ち合いになる。つまり、サイファーとピクシーは見つめ合っているのだ。まさに、ダイバスターの歌詞の通りだ」
ブレイズ「しかし、それはあまりにもこじつけが過ぎるような」
ペロー「まだある。『ひとをなぐるのは簡単だけど、いたくするより仲良くすればステキなことさ~♪』の部分は、ACE COMBAT ZEROの最後の敵組織、『国境無き世界』の理念そのものだとは思わないかね?」
ブレイズ「(が~ん)」
ナガセ「(が~ん)」
グリム「(が~ん)」
チョッパー「(が~ん)」
ペロー「今回の指令だ。ACE COMBAT ZEROが、FNS地球特捜隊ダイバスターにリスペクトしたオマージュ作品なのか、調べてきてもらいたい」
ウォードッグ出動! §
ウォードッグ2号F-2A (攻撃機型戦闘機メカ)、発進。
グリム「ところでさ。これってナムコに電話して問い合わせるだけなんだろう? どうしてわざわざF-2Aに乗って飛び立つんだ?」
ナガセ「しょうがないわよ。サンド島は携帯が圏外なんだから」
チョッパー「誰も、海底ケーブルでサンド島まで引いた固定電話を使うという発想を持っていないでごわす」
チャージだ! §
ペロー「チャージだ!」
グリム「またやるんですか?」
ペロー「当然だ」
グリム「でも、スポンサーがいないのに、どうやって空中給油するんですか?」
ペロー「空中給油だけがチャージではないぞ。ハイエルラーク基地へ向かえ。君達の古巣であると同時に、ACE COMAT ZEROではサイファーも出撃した因縁の基地だ」
ナガセ「そのサイファーって、まだ馴染めないのよね。まるでFINAL FANTASY VIIIの間抜けなライバル少年みたいな名前で」
ブレイズ「ナガセ、それは言わないのが大人というものだ。それを言ったらピクシーだって、ガンダム ネットワーク オペレーションで性能は悪くないのに発売時期が悪くてイマイチ使えないガンダム ピクシーを連想してしまうわけだし」
チョッパー「そうでごわす。ガルム1というコールサインも、まるで悪役の名前でごわす」
ブレイズ「ともかくお喋りは後だ。着陸するぞ」
管制塔「完璧だ、ブレイズ。しかし補給する燃料代はあとで請求書をまわすぞ」
泣くな!ウォードッグ §
『電話をかける丘公園』にて。
ナガセ「ちょっと待ってブレイズ。私、ナムコの電話番号知らないわ」
ブレイズ「それは困ったな」
チョッパー「そういう時は104に電話して調べてもらうでごわすよ」
とるるる。
グリム「ところで、104ってスターファイターを連想しちゃうよな。最後の有人戦闘機なんだから、ぜひともFALKENとの対決を実現して欲しいよな」
とるるる。
ブレイズ「そうだ。F-104JでADFX-02と対決なんて、燃えるシチュエーションだな」
とるるる。
チョッパー「ACE COMBAT 100になっても、きっと実現しないでごわす」
とるるる。
104「はい、オーシア・テレフォン・アンド・テレグラフの電話番号案内サービスでございます」
ナガセ「あの、ナムコの電話番号を調べて頂けますか? Project Acesでも良いのですが」
104「なむこさん……ですか? ぷろ……えいせす?」
ナガセ「とりあえず、ナムコでお願いします」
104「住所はどのあたりか分かりますか」
ナガセ「たぶん、日本の東京です」
104「に……ほん? それはオーシアの何地方にあるのでしょうか?」
ナガセ「いえ。オーシアではなく、外国の名前です」
104「こちらではオーシア国内の電話番号しかお調べできません。目的の国の番号案内につなぎ直しますので、もう一度国名をおっしゃって頂けますか?」
ナガセ「日本です」
104「すみません。この世界に、日本という国は存在しないのですが」
ナガセ「ちょっと待ってください。日本が存在しなかったら私たちが乗ってきたF-2Aはどこで作られたというのですか?」
104「えふつー……、なんでしょうか? あの架空の国家の話なら、そういうフィクションのファングループの番号をお調べしますが」
ナガセ「もういいです」
デブリーフィング §
ナガセ「ただいま戻りました」
ペロー「で、どうだった。やはり、ACE COMBAT ZEROはダイバスターをリスペクトした作品だったかね?」
ナガセ「フィクション上の架空の国の番号案内のオペレータに、日本を架空の国家扱いされて電話番号を調べられませんでした」
ブレイズ「だいたい、ペロー大佐の要求が無理すぎるんです。フィクションの登場人物の更にパロディの我々が、実在するゲーム開発会社に問い合わせをするなんて」
ペロー「ばっかも~~~ん (ばしっ)」
ブレイズ「(痛っ)」
ペロー「大佐はな、大佐はな。フィクションだとか、ハクション大魔王だとか、そういう小さなことにこだわる小さな人間になって欲しくないと思って、あえて無理な指令を出しているのだ。どうだ、今回のミッションで、視野が大きく広がっただろう?」
ブレイズ「はい。確かに学ぶことは多かったと思います」
ペロー「よし、それじゃ今夜はチョッパーの部屋でロックを流しながらノリノリのロックパーティーだ」
ブレイズ「え、チョッパーの部屋のロックは超人ロックなんだろう?」
チョッパー「それはトーノZEROが勝手に考えたネタでごわす。コミックじゃない音楽のロックがちゃんとあるでごわす」
グリム「そのロックって、『魔法のアイドル パステルユーミ』の主題歌の『金のリボンでロックして』だったりしてな」
チョッパー「ど、どうしてそれを知ってるでごわすか!」
グリム「え、マジなのかよ」
一同「わっはっは」
提供 §
ナガセのシャワーシーンをバックに。
ナガセ「この駄文は提供スポンサーなしで一生懸命に作っています」
次回予告 §
ナレーション「次回FNS地球特捜隊ウォードッグは、隠しミッション、ザ・ガントレッ……(プツン)」
プレゼントのお知らせ §
ナガセ「この駄文を書いているトーノZEROがずっと昔に買ったのに、他のキットを作るためにデカールを強奪されて作れなくなってしまったプラスチックモデルHASEGAWA 1/72 F-104C/Jを、抽選で1名様にプレゼントいたします。宛先はこのページの上の電子メールアドレスまで。ただし、応募できるのは、本気で抽選する気のないネタであることを理解している常識ある大人に限らせて頂きます」