現在、ACE COMBAT ZEROで最も面白いと思うのは、エクスキャリバーや敵エース隊から激しい攻撃を受ける中で、名前のある敵機と空戦を行うスリリングさです。
一方、とてもきついと思うのは、MISSION 18「ZERO」の第2段階と、MISSION 07「ハードリアン線攻略」です。
なぜMISSION 07「ハードリアン線攻略」はきついのか §
対空兵器の固まりのような要塞は、ACE COMBAT 5のシンファクシ/リムファクシを彷彿させる難敵です。うかつに近づけば、あっさり落とされます。
しかし、シンファクシ/リムファクシの対空兵器が狭い範囲にまとまっているのと異なり、このミッションの対空兵器はゆるやかに広がって配置されています。それゆえに、一撃で殲滅することが不可能と言うだけでなく、対空兵器を避けたつもりが別の対空兵器の真上を通過することになって、そこから撃たれることもあります。また、起伏が激しいマップであるにも関わらず、マップ左上の要塞集団には高射砲(FLAK GUN)もあって、ちょっと高度を上げるとやられてしまいます。
この困難さは、難易度ACEでは最高潮に達します。
モルガンのMPBMを試す §
このゲームで悩ましいのは、FALKENとモルガンの使い分けです。
TLSの弾数から行けばFALKENの方が上ですが、モルガンはMPBMが使えます。
最近は、ずっと乗り慣れたFALKENを愛機にしていましたが、ひょっとしてこのミッションはMPBMが使えるモルガンの方が良いのかもしれないと気付きました。
MPBMの特徴 §
MPBMは、MULTI-PURPOSE BURST MISSILEで、いわゆる散弾ミサイルです。
あらためて飛んで確認しましたが、これには以下の特徴があります。
- 非常に広範囲を巻き込む兵器 (とはいえ、要塞の対空兵器群をまとめて破壊するには範囲が足りない)
- 破壊力は今ひとつ (要塞中央のメイン目標は3回ぐらい攻撃しないと破壊できない)
- 一度に発射できるのは1発のみ
- 誘導される
- 射程は非常に長い (MISSION 18「ZERO」のピクシーはなぜか近距離からしか発射しないが、実際には長い)
- 近距離から発射しようとしても発射しない (自機が巻き込まれないためと思われる) (2006年4月2日追記。この記述は誤り。近距離でも発射できます。リロードタイムが異様に長いことから状況を錯覚した誤記でした)
補給と時間さえあれば弱点は問題にならない §
MPBMの射程の長さは、まさにハードリアン線攻略にうってつけです。SAM, AA GUN, FLAK GUNの射程外から攻撃できるわけですから。
しかし、MPBMには2つの致命的な弱点があります。1つは、破壊力が足りないこと。もう1つは、破壊範囲が十分ではないことです。それは言い換えれば8発しか装備できないMPBMの過半数を、1つの要塞集団攻撃で消費してしまうことを意味します。
それにも関わらず、このミッションではMPBMを使うことが有利であると言えます。
なぜかといえば、このミッションには潤沢な補給と長い時間が用意されているからです。
試してみたぞ! §
といわけで、実際に実践してみました。(厳密に言えば、上記の説明は実践の結果、分かったことをここに書き記しています)
MISSION 07SにADFX-01 Morgan+MPBMという装備で出撃。(PixyはQAAM装備)
結果、補給に1回戻り、RANK Sでクリア成功。
全く困難を感じないプレイ内容でした。
対空兵器の多数は、敵の射程外からMPBMで殲滅しました。
特に、マップ左上の高射砲を備えた要塞群を、高射砲の射程外からほぼ殲滅できたのは爽快でした。
これを殲滅すると、名前のあるF/A-22A(と思う)が2機(確認したのは2機)出てきましたが、もうクリア条件ぎりぎりだったので、1機落とした時点でミッションクリアになってしまいました。残念。
宿題・FALKEN対モルガン §
FALKENとモルガンがどちらが強いのか、という問題にはしばらく注目してみたいと思います。(ACE COMBAT 5の時は、TYPHOON対SU-37に注目していましたが、今回はこれかも)
