これは真説・MISSION 18「ZERO」FNS地球特捜隊ダイバスター編の続編です。
ウォードッグ朝礼 §
ペロー「おはよう、諸君」
ブレイズ「おはようございます」
ナガセ「おはようございます」
ペロー「さっそくだが、今日の指令だ」
ブレイズ「お願いします」
ペロー「これを見てくれ」
チョッパー「これはゴクドーくん漫遊記の外伝『アーサガ王妃と電卓の騎士たち』でごわすね」
ナガセ「チョッパー、知ってるの?」
チョッパー「ゴクドーくんはけっこう好きでよく読んでいたでごわす。でも、でも、1994年発行だから、10年以上前の本でごわす」
ナガセ「私が生まれる前じゃ、知らなくてもしょうがないわね」
グリム「ナガセの年齢詐称もここまで来たら突っ込みようがないな」
チョッパー「2010年に23歳なら、1987年生まれでごわす」
ブレイズ「おいおい。女性の年齢の話題はタブーだぞ。それより大佐、このなんとかの騎士がどうしたんですか?」
グリム「ヒントがないとわかんないよ」
ナガセ「分かったわ。円卓の騎士よ」
ペロー「そうだ。アーサー王伝説でいう円卓の騎士。それのパロディが、『アーサガ王妃と電卓の騎士たち』というわけだ。ここで、思い出してもらいたい。ACE COMBAT ZEROには、円卓が登場するだろう?」
ブレイズ「エリア、ビーナナアールだ」
チョッパー「あれは、ビーセブンアールと読むでごわす」
ペロー「そうだ。そこには鬼神(きしん)が出現する。円卓の鬼神だ!」
ブレイズ「(が~ん)」
ナガセ「(が~ん)」
グリム「(が~ん)」
チョッパー「(が~ん)」
ペロー「今回の指令だ。ACE COMBAT ZEROの円卓の鬼神とは、円卓の騎士のダジャレなのか、つまりウケを狙って付けられた名前か、調べてきてもらいたい」
ウォードッグ出動! §
ウォードッグ3号TND-F3 (トーネード型戦闘機メカ)、発進。
グリム「ところでさ。ダジャレかどうか調べるっていっても、ナムコに電話はできないぜ。どうするんだよ」
ブレイズ「簡単なことさ。エリア、B7Rに出向いて最初に鬼神と言った奴に真意を聞けばいい」
チョッパー「でも、それは1995年の出来事でごわす。おいどんたちは、2010年の人間でごわす」
ブレイズ「任せてくれ。おやじさん達が徹夜で作ってくれた新装備、ETMPがある」
グリム「なんだい、それは。ECMPとは違うみたいだけど」
ブレイズ「聞いて驚くなよ。ECMPを改造して作ったから見かけは似ているが、ETMPはエロチック・タイム・マシン・ポッドの略だ」
チョッパー「ちょっと待つでごわす。タイム・マシン・ポッドはいいとして、最初のエロチックっていったい何でごわすか?」
ブレイズ「エッチな刺激で動作するという意味さ。いつも通りなら、そろそろナガセがシャワーを浴びる時間だぞ」
グリム「やっぱりエロは偉大だよな」
チョッパー「意味不明でごわす」
チャージだ! §
ペロー「チャージだ!」
グリム「またやるんですか?」
ペロー「当然だ」
グリム「でも、過去の世界じゃ、給油してくれる給油機もいませんよ」
ブレイズ「ETMPの動力は航空燃料じゃないぞ」
グリム「って、まさか!」
ペロー「サピンに立ち寄って、マルセラ・バスケスの色っぽいフラメンコを見せるのだ」
吠えろ!ウォードッグ §
エリアB7Rにて。
ブレイズ「凄い大空戦だな。ベルカ、ウスティオ、オーシア機もいるぞ。あ、ハートブレイクワンだ! バートレット大尉、F-14Dに乗ってるじゃないか。昔の方が良い機体に乗ってるぞ」
チョッパー「でも、ベルカが優勢でごわす」
グリム「そうでもないぜ。あの2機を見てみろよ。凄い勢いでベルカ機を落としているぜ」
ブレイズ「あれがガルム隊か。サイファーとピクシーだ」
グリム「チョッパー、ちゃんと通信に聞き耳を立ててくれよ。そろそろ、初めてサイファーが鬼神と呼ばれる瞬間が来るはずなんだから」
チョッパー「任せるでごわす。あ、来たでごわす……」
ブレイズ「チョッパー、さっそくその機に通信を入れるぞ。どの機か教えてくれ」
チョッパー「……」
ブレイズ「どうしたんだ、チョッパー」
チョッパー「駄目でごわす。録音を流すでごわす」
録音『そんな生易しいものじゃない。ああいうのはな、鬼神(きじん)っていうんだよ』
ブレイズ「きじん!? きしんじゃないのか?」
グリム「円卓のきしんなら、円卓のきしのダジャレになるけど、円卓のきじんじゃダジャレにならないよ」
デブリーフィング §
ブレイズ「ただいま戻りました」
ペロー「で、どうだった。やはり、円卓の騎士のダジャレだったかね?」
ブレイズ「最初に言った奴は、きしんではなく、きじんと発音していました。どうもウケを取ろうとした訳ではなかったようです」
チョッパー「でも、後から言ってる連中の発音は、きしん、だったでごわす」
ブレイズ「どうやら大佐の聞き違いだったようですね」
ペロー「ばっかも~~~ん (ばしっ)」
ブレイズ「(痛っ)」
ペロー「大佐はな、大佐はな。濁点の1つぐらいの違いを気にしない大きな人間になって欲しいから、あえてこのような指令を与えているのだ。練馬大根ブラザーズが練馬大根ブラザースではないように、おおらかで大きな人間になることを願っているのだ」
ブレイズ「分かりました。僕が間違っていました」
ペロー「よし、それじゃ今夜は戦闘機のアフターバーナーで焼き肉パーティーだ」
グリム「大佐ぁ~。あれは一瞬で黒こげになって、しかも吹き飛ばされちゃって食べられないんですけど」
チョッパー「それどころか、人間まで吹き飛ばされかねない危険な遊びでごわす」
一同「わっはっは」
チョッパー「本当は笑い事ではないでごわす」
提供 §
ナガセのシャワーシーンをバックに。
ナガセ「この駄文は提供スポンサーなしで一生懸命に作っています」
次回予告 §
ナレーション「次回FNS地球特捜隊ウォードッグは、B地区からの攻……(プツン)」
プレゼントのお知らせ §
ナガセ「トーノZEROが昔買ってまだ残っているかどうかも分からない文庫本、『アーサガ王妃と電卓の騎士たち』を、奇跡的に本の山から発掘された場合に限って抽選で1名様にプレゼントいたします。宛先はこのページの上の電子メールアドレスまで。ただし、応募できるのは、本気で抽選する気のないネタであることを理解している常識ある大人に限らせて頂きます」