2006年05月04日
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サトシが主人公であったことを忘れてしまうような良い話!?

Written By: トーノZERO連絡先

 トーノZERO, THE BELKANアニメ感想家(笑)のアニメ感想を参ります。

 今日のポケモンAGの感想。

サブタイトル §

「ハルカVSムサシ!最後のコンテスト!!」

あらすじ §

 ハルカとムサシは、ポケモンコンテストの決勝戦で当たります。

 ハーリーは、コジローとニャースに命じてサトシ達を会場から遠ざけます。

 しかし、それを察知したシュウのおかげで助かります。

 ハーリーは、決勝戦にも妨害を行おうとしていましたが、サトシ達に知られて中止します。

 決勝戦は、引き分けとなり、延長戦が行われます。ハーリーのポケモンとのコンビネーションが悪いムサシが敗北します。

 ハーリーは、ロケット団を見捨てて去ります。

 シュウは、ハルカの声に応えつつ去ります。

感想 §

 今回は、うっかりサトシが主人公であることを忘れるような内容でしたね。

 しかも、内容が素晴らしい……。

 つまり、今回の主役は文句なくハルカ、シュウ、ハーリーの3人であって、サトシもピカチュウもロケット団も、彼らを引き立てる役目しか背負っていなかったということです。

 本来、可愛いピカチュウの人気と、おっちょこちょいだが愛されるタイプのサトシのコンビを牽引役として成立するストーリーであるはずのポケモンが、完全にサトシとピカチュウを脇役にしても成立することを示した画期的な内容と言っても良いと思います。

 それは、これまでもあった「脇役にスポットライトを当てるエピソード」とは全く性質が違います。今回の内容は、ハルカを主役として、異様に格好を付けるタキシード仮面(セーラームーンの)的なシュウと、悪の魅力も奥深いオロチ丸(NARUTOの)的なハーリーを三角形に配置することで、作品が立派に成立することを証明したのだと思います。

 実際、この三角形は全くOKです。

 明るくストレートなハルカ、クールなシュウ、そして、執念深いハーリーが繰り出す緊張感のあるドラマは、サトシとピカチュウが旅先で様々なライバルと出会う話とは別個の魅力を生み出していると思います。

 オープニングにハーリーが登場し、エンディングがハルカ主役となったのは、こういうドラマを見せてくれるのだ……という意思表示と受け取りましょう。

 いやほんとに。好きですね~。

今回の一言 §

 これは、ある意味でサトシのドラマが終わりに近づいているということかもしれません。フロンティアバトルはあと1つのみ。これが終わってしまうと、サトシにはもはや大きな目標が無いかもしれません。いや、確かに大会で優勝するという未だ達成されていない目標があるとしても、そのためのドラマはこれまでのドラマと同質のドラマが繰り返される比率が高くなってしまうでしょう。

 だからこそ、ハルカは自力で立つ主役にならねばなりません。

 実際、ポケモンレンジャーがイマイチ盛り上がらない現状では、ハルカがポケモンを支えるしかない……のかもしれません。

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