2006年05月05日
川俣晶の縁側歴史と文化歴史資料館巡り total 5623 count

玉川上水・浅間橋→小菊橋 を歩く

Written By: 川俣 晶連絡先

やっぱり歩かないとダメだね! §

 昨日、てくてくと三鷹から玉川上水脇を延々と歩いて、やはり身体を動かすことは大切だと身に染みました。

 とはいえ、あまり大冒険もできないので、今日はつつましく近所を歩こうかと思ったのですが……。

 そこで、はたと思いました。

 昨日歩いた浅間橋からの続きを歩きたい……。

 これは、散歩に対する別の欲求とも合致しました。それは、「もっと先の道を歩いてみたい」ということであり、そのためなら片道が電車でも良いというものでした。

 つまり、電車で富士見ヶ丘まで行き、そこから歩いて自宅近くまで玉川上水を歩いてこよう……ということです。

 2つの欲求が合致して、電車に乗って井の頭線富士見ヶ丘へ移動。

出発点の交差点 §

 富士見ヶ丘駅からそのまま南下して、放射第5号線との交差点に到着。

出発点の交差点

 タイトルに浅間橋と書きましたが、厳密に言えばそこよりやや東のこの交差点までは昨日歩いているので、ここを出発点とします。

昌栄橋交差点・上水保育園 §

 歩いている途中で、途中で何気なく信号機を見ると、昌栄橋と書いてありました。

昌栄橋交差点

 橋という字があるのは、ここが上水だった名残なのでしょうね。

 更に行くと、上水保育園という施設が……。

上水保育園

 上に中央高速(か首都高速4号線)が走り、下は放射第5号線という道路だらけの場所にある保育園としては名前が変ですが、ここにかつて玉川上水が流れていたとなれば話は別です。これも、上水の名残なのでしょう。

玉川上水第二公園 §

 放射第5号線が甲州街道に合流して終わる箇所に到達。

甲州街道と合流

 このあたりに、上水公園というバス停があります。

上水公園

 そうです。

 ここから、玉川上水は突如として存在感を示し始めます。

 玉川上水跡は、ここから道路の下を離れて、公園として姿を現します。

玉川上水第2公園

 上記の写真の背後に、細長い公園が続いているわけです。

公園の風景

玉川上水第三公園 §

 玉川上水第二公園は、荒玉水道道路と交差するところで、玉川上水第三公園に変わります。

 以下がその変わり目の部分です。写真手前が第二公園。奥が第三公園です。

玉川上水第三公園

 ちなみに、玉川上水第一公園という公園はなく、玉川上水公園という番号抜きの公園が明大前の方にあります。今回歩く範囲には入りません。

 さて、ここまで来れば、既に日常の徒歩移動圏内です。

 どこまで歩いて打ち切ろうかと思いましたが、橋に見える箇所ということで、小菊橋までということにしました。

小菊橋

 ちなみに、ここにあるレンガの欄干は玉川上水が埋められたはるか後に作られたもので、玉川上水時代の遺物というわけではありません。とはいえ、その下のレンガはどこまで時代をさかのぼれるのか、ちょっと分かりません。

感想 §

 歩数は8685歩でした。(家を出かけるときからこれを書き始めるまでの歩数。浅間橋→小菊橋の歩数ではない。念のため)

 今回、これを歩きながら、私が欲しかったものが何か漠然と分かったような気がします。

 見知らぬ街を歩いてみたいのです。

 そしてもう1つ。

 遠くから延々と歩き続けると、知っているはずの近所の景色も違って見えることにも驚かされました。

次回の予定 §

 小菊橋から、更に下流に向かって、東京都水道局和泉給水所配水タンクまで歩いてみようと思います。

 このルートを厳密に歩いたことはありませんが、完全に日常の散歩圏内です。

 しかし、ここから先は良く分からないのですよね。資料を引いて、緻密に計画を立てないと歩けないでしょう。

 それとは別に、そのうちに三鷹より上流に向かって歩いて見たいですね。