毎日ACE COMBAT ZEROの空を飛んでいても、ACE COMBAT 5を忘れた訳ではないぜ!
(一段落したら5の空に戻ります。いやマジで)
というわけで、久々のACE COMBAT 5ネタで行くぜ!
これは真説・MISSION 02「171号線奪還」イーグルアイの正体は銀河万丈さん!?編の続編です。
ウォードッグ朝礼 §
ペロー「おはよう、諸君」
ブレイズ「おはようございます」
ナガセ「おはようございます」
ペロー「さっそくだが、今日の指令だ」
ブレイズ「お願いします」
ペロー「その前に、1つチョッパーに凄いお知らせがあるぞ」
チョッパー「いったい何でごわすか?」
ペロー「ラーズグリーズ隊は大活躍なので、4機も要らないということになってな。今後は3機編隊で活躍してもらうこになった」
チョッパー「それってまさか……」
ペロー「そうだ。チョッパーはオーシア空軍の企画開発部に異動が決まった。しかも部長だ」
ブレイズ「やったじゃないか、チョッパー」
ナガセ「凄いわ、チョッパー」
グリム「オレ、チョッパー大尉はいつかやる男だと思っていたぜ」
チョッパー「そ、そうでごわすか?」
ペロー「ハミルトン大尉に感謝するんだぞ。これは彼の強い意向でもある」
ブレイズ「ところで、企画開発部というのは何人ぐらいいるんですか?」
グリム「部っていうからには、きっと数百人はいると思うぜ」
チョッパー「部下が数百人……、それはスゴイでごわす」
ペロー「企画開発部は新設されたばかりなので、今は誰もいない。チョッパー一人ということになる。成果を上げるまでは人員を増やす予定も無いそうだ」
チョッパー「……」
ナガセ「それって、左遷って奴じゃ……」
グリム「違うよ。窓際送りっていうんだよ」
ブレイズ「みんなデリカシーのない言い方はやめろよ」
チョッパー「ブレイズ、ありがとうでごわす」
ブレイズ「気を落とすなよ、チョッパー。誰も君のことを、ミッション中の手が離せないクソ忙しい時に話しかけてくる迷惑な奴だなんて思ってないから」
チョッパー「……」
ペロー「というわけで、今日の指令だ」
ブレイズ「お願いします」
ペロー「諸君は、ヒーロー特撮や刑事ドラマなどでレギュラー俳優が抜ける時にどうするか知っているかね?」
グリム「それ、知ってるぜ。殉職ってやつだろ」
ナガセ「そうよ。太陽に吠えながら腹を押さえて、なんじゃこりゃーって叫ぶのがお約束だわ」
チョッパー「そんなお約束、聞いたことがないでごわす」
ペロー「次の指令だ。ウォードッグ隊を離れるチョッパーのために、素晴らしい殉職シーンを演出せよ!」
ブレイズ「(が~ん)」
ナガセ「(が~ん)」
グリム「(が~ん)」
チョッパー「(が~ん)」
ペロー「ウォードッグ出動!」
一同「はっ(敬礼)」
ウォードッグ出動! §
ウォードッグ6号A-6E (艦上攻撃機型飛行メカ)、発進。
ブレイズ「ところで、殉職シーンといっても、いったいどうすればいいんだ?」
ナガセ「ノヴェンバー市のスタジアム上空の展示飛行のあと、ハミルトン大尉がユーク軍機に扮した航空隊を送り込んでくれるって。それに撃墜されたふりをすればいいのよ」
チョッパー「ふりでも、撃墜されるのはイヤでごわすね」
グリム「大丈夫だよ。話の分かるハンサム男のハミルトン大尉が太鼓判を押してくれたんだぜ。大船に乗ったつもりでハミルトン大尉のシナリオ通りにやろうぜ」
耐えろ! ウォードッグ §
ナガセ「全機動きをそろえて、お互い離れないように。ブレイズ、いい?」
グリム「うまく編隊を組めてますね!」
チョッパー「さすがこのメンツだけあるでごわす。決まってたでごわすよ」
ブレイズ「ああ、その通りだ。でも次からは3機編隊だから、新しいフォーメーションを考えておかないとな」
グリム「あ、オレにいい考えがあるぜ」
ナガセ「私も!」
チョッパー「……」
サンダーヘッド「こちらサンダーヘッド。敵編隊接近を確認。ウォードッグ、迎撃せよ」
ブレイズ「さあ、おいでなすったぞ。チョッパーの最高の殉職シーンを演出してやろうじゃないか」
ナガセ「これが最後の見せ場よ、頑張ってチョッパー」
チョッパー「これが最後……、あまり嬉しくないでごわす」
ブレイズ「よし、全機回避機動に入れ。ただしチョッパーは素直に敵機に撃たれること!」
チョッパー「了解でごわす……。うわ、弾を食らったでごわす」
ブレイズ「チョッパー、凄い演技だぞ。まるで本当に被弾しているみたいだ」
チョッパー「演技ではないでごわすよ。あの敵機、実弾を撃ってきたでごわす」
グリム「あれ、オーシア空軍機じゃないぜ。本物のユーク軍機だ」
ブレイズ「凄いじゃないか、ハミルトン大尉。本物を呼び寄せたなんて」
ナガセ「チョッパー、ベイルアウト出来る?」
チョッパー「そいつはちょっとむずかしいでごわす。下は一面の人家でごわす。これでは機体を落とせないでごわす。ブービー、機体を落せそうな場所がどこかにないでごわすか?」
ブレイズ「もちろんあるぜ!」
チョッパー「さすが隊長でごわす。で、何処でごわすか?」
ナガセ「スタジアムよ。チョッパー。聞いてる? あのど真ん中へ落として、あなたは脱出するの、わかった?」
チョッパー「……無理でごわす。電気系統がいかれているでごわす。キャノピーがとばないでごわす。イジェクションシートも多分駄目でごわす」
サンダーヘッド「あきらめるなチョッパー! がんばるんだ! チョッパー! 左遷でも窓際でも君には企画開発部長のポストが待っているんだぞ!」
チョッパー「やっぱりこの人事は左遷でごわすか……」
(チョッパー機、墜落)
一同「チョッパー!!」
デブリーフィング §
ブレイズ「ただいま戻りました」
ペロー「で、どうだった。チョッパーの殉職は上手く演出できたかね?」
ブレイズ「もうこれ以上ないぐらいバッチリです。ただ1つだけ問題が……」
ペロー「それは何かね?」
ブレイズ「犠牲者が出てしまいました」
ペロー「チョッパーが死んでしまったのは不幸な手違いだったが、視聴率のためにはやむを得ないところだな」
ブレイズ「いえ、チョッパーなら生きています。というか、ご都合主義で生き返るアニメキャラなので、死んだと見せかけて実は生きていました」
チョッパー「この通り、ピンピンしているでごわす」
ペロー「それでは、犠牲者というのは……」
ブレイズ「サンダーヘッドが狭いAWACSの機内で泣きすぎて、自分の涙で溺れてしまいました。今、病院で手当を受けています」
ナガセ「サンダーヘッドがあれほど涙もろいとは思ってもいなかったわ」
グリム「しかも石頭だから、水に沈むと浮かび上がれないしね」
ブレイズ「ところで、ずっと気になっていたのですが、ハミルトン大尉はどうやって本物のユーク軍機を呼び寄せることができたのですか?」
ペロー「ばっかも~~~ん (ばしっ)」
ブレイズ「(痛っ)」
ペロー「大佐はな、大佐はな。彼を少佐に推薦したのだ。まもなく彼はハミルトン大尉ではなくなる。ハミルトン少佐になるはずなのだ。だから、気安くハミルトン大尉などと呼ぶのは慎みたまえ」
ブレイズ「済みません。以後気をつけます」
ペロー「よし、それじゃ今夜はハミルトン大尉の昇進前祝いでパーッとやるぞ。8492飛行隊から届いたお祝いのベルカ製ビールもあるぞ」
グリム「8492って、それ実在しない飛行隊だよ」
一同「わっはっは」
提供 §
ナガセのシャワーシーンをバックに。
ナガセ「この駄文は提供スポンサーなしで一生懸命に作っています」
次回予告 §
ナレーション「次回FNS地球特捜隊ウォードッグは、クルイー……(プツン)」
プレゼントのお知らせ §
ナガセ「ウォードッグ6号をA-6EにするかEA-6Bにするか、それともデ・ハビランド・タイガーモスにするかでしばらく悩んだトーノZEROの会社の企画開発部長のポスト(ただし席は窓際で無給)を、抽選で1名様にプレゼントいたします。宛先はこのページの上の電子メールアドレスまで。ただし、応募できるのは、本気で抽選する気のないネタであることを理解している常識ある大人に限らせて頂きます」