2006年07月24日
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ガイキングのヴォーグ・アイで気付く、最近になって子供の頃のトラウマを刺激される出来事が多いのはなぜか!?

Written By: トーノZERO連絡先

 はた迷惑な「トラウマ語り」をやろう……という訳ではないのですが、どうも最近になって子供の頃のトラウマに触れるような出来事が頻発しているように感じられます。

 切っ掛けは2006年07月23日に書いたおお! ヴォーグ・アイもといスペリオル・スティンガー登場、パート3射出後の大空魔竜がハンサムに!です。ここで、グレンダイザーの「コズモスペシャル」と、大空魔竜ガイキング(旧作ガイキング)の「ヴォーグ・アイ」の名前をTVを見ながら覚えられなかったことが子供の頃のトラウマであると書いたわけです。

 ぶっちゃけ、このトラウマはほとんど意味を持ちません。意味があったのは子供の頃の話であって、子供の頃の印象深いことはなかなか忘れない……という理由で記憶に残っていたものに過ぎません。意味がないので、滅多に思い出すこともないし、それが自分の生活に関わることもありません。

 しかし、だからこそ唐突にそれを直接的に刺激されるものが目の前に予告無く出てくると平静ではいられない……という問題が起こるのかもしれません。

 ガイキング LEGEND OF DAIKU-MARYUにスペリオル・スティンガーが登場したことは、まさにそういうことなのでしょう。それによって動揺する必要は全くないのに、反射的に動揺させられてしまったということです。(より正確に言えば、トラウマを癒されてしまい、動揺したというべきでしょうか。)

それはガイキングの問題だけではない §

 しかし、考えてみると、もはや意味が無く普段は忘れているようなかつてのトラウマを刺激されるような出来事が、最近になって急に増えてきたようにも感じられます。

 たとえば、特撮映画の緯度0大作戦のDVD発売というのも、まさに特撮に関するトラウマを刺激される事件だったわけです。映像ソフト化できない映画であるがゆえに、見る機会は非常に少なく、「これは面白かったはずだ……」という過去の感想の確認ができないために、かなり悶々とさせられました。その映画のDVDが発売されるというのは、いたくトラウマを刺激されたと言えます。

日本沈没 第二部 §

 詳細は割愛しますが、小説の「日本沈没 第二部」も、同様にトラウマを刺激された部分があります。

島本須美、そして郷田ほづみ §

 声優に関しても、最近の事件があります。島本須美とは、クラリスであり、小山田真希であり、ナウシカであったりするわけですが、そこには惹かれるものがあるのにストレートに受け入れがたいトラウマがあったのは事実です。しかし、最近になって、主役ではないが主役よりももっと難しい演技を要求される役を名演でこなしていると分かりました。たとえば、シュガシュガルーンのクイーン・キャンディーですね。これも、トラウマを刺激されています。

 同様に、お笑い芸人トリオの「怪物ランド」のメンバーでありなら、無口で渋いキリコ・キュービィを演じる郷田ほづみも、印象深いにもかかわらず、うまく受け止められなかった声優です。そして、今、郷田ほづみは、私が特に注目しているアニメの1つである妖逆門で、最も注目しているキャラであるフエを演じています。

なぜ急に押し寄せてくるのか? §

 繰り返しますが、これらのトラウマは今の自分にとって、さしたる意味を持たないものです。

 しかし、トラウマを刺激される事件が、極最近になって頻発するのはなぜだろうか……と考えることには価値があるような気がします。

 世の中が一巡して、原点に立ち返りつつあるのでしょうか?

 疑問だけ書いて結論はありません。