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みんな向こうを向いている。ポケモン達は顔も見えない。サトシに至っては肩から上が見えない。タケシは顔の上半分が画面の外。本来はあってはならない、あまりに見せ場に乏しい不完全な構図。だが、全体として彼ら全員が一点を見つめ、全神経を集中していることが分かる緊張感のある見事な1枚となる。
トーノZERO, THE BELKANアニメ感想家(笑)のアニメ感想を参ります。
今日のポケモンDPの感想。
サブタイトル §
「ナエトル、ゲットだぜ!」
あらすじ §
ピカチュウはロケット団に誘拐されます。
とある森を守っていたナエトルがピカチュウを助けます。
しかし、やって来たサトシ達もピカチュウの誘拐者と勘違いして攻撃します。
サトシ達はユキノおばあさんと出会い、そのナエトルはおばあさんへの恩返しで森を守っていることが明らかになります。
サトシ達は、怪我をしたマッスグマを見つけ、治療します。
ナエトルに対しても誤解を解くことができます。
しかし、またロケット団が襲撃してきます。
サトシ、ポッチャマ、ナエトルらの活躍でロケット団は撃退されます。
サトシを気に入ったナエトルは自らサトシと一緒に行くことを望み、バトルでゲットされます。
感想 §
今回の見所は、2つあるように思います。
1つは、出会ったばかりのポケモンと会話を成立させるサトシという描写です。ポケモンの会話が理解できるのが、この一連のシリーズの凄いところですが、それはそれとして、これほど明瞭にポケモンとコミュニケーションするサトシという描写はあまりなかったような気がします。
とすれば、これこそがサトシが並外れたトレーナーとして進化しつつあるという描写なのでしょうか?
もう1つの見所は、何度となく繰り返されたはずのポケモンのゲットシーンを見て、それに感動するヒカリです。当たり前の光景に新鮮な感動を感じることができるほど、ヒカリの水準はサトシとかけ離れています。しかし、それは悪いことばかりではありません。視聴者は、ヒカリの視点を通すことによって、日常となった出来事が本来持っていたはずの感動を思い出すことができるわけです。
今回の一言 §
経験不足のポケモンであるはずなのに、妙に格好良いヒカリのポッチャマ。こいつはこいつで、なかなかの役者です。