ACE COMBAT 5に復帰してから、何気なくPILOT DATAを見ていて気付いたことがあります。
それは、僚機のパイロットの能力は実は一定していないということです。
つまり、ナガセ、チョッパー、グリム、スノーの実力は同等ではないということです。
この事実は、僚機に割り当てる機種を1つに制限しない場合に大きな意味を持ちます。より優秀なパイロットに、より強力な機体を割り当てたり、より対地攻撃に熱心なパイロットに対地攻撃機を割り当てると言った編成が可能になるためです。
基礎データ §
2006/12/18時点での自分のセーブデータの数値です。
| PLAYER | NAGASE | CHOPPER | GRIMM | SNOW |
---|
TARGET DESTROYED | 61623 | 2929 | 1794 | 2371 | 871 |
*AIR TGT | 25470 | 2410 | 1594 | 1909 | 670 |
*GRND TGT | 36153 | 519 | 200 | 462 | 201 |
SORTIES | 2181 | 2071 | 1413 | 1848 | 506 |
これを元に、計算を行ってみます。
1SORTYあたりの撃破数 §
出撃(SORTY)数が一定しないので、1回の出撃あたりの数字に置き換えます。(注:計算結果をそのまま貼り付けているので、有効ではない桁の数も書き込まれています)
| PLAYER | NAGASE | CHOPPER | GRIMM | SNOW |
---|
1SORTYあたりの撃破数 | 28.25447043 | 1.414292612 | 1.269639066 | 1.283008658 | 1.721343874 |
*AIR TGT | 11.6781293 | 1.163689039 | 1.128096249 | 1.033008658 | 1.324110672 |
*GRND TGT | 16.57634113 | 0.250603573 | 0.141542817 | 0.25 | 0.397233202 |
ただし、全てミッションは同等ではないので、たとえばチョッパーの数字とスノーの数字は単純に比較できません。
しかし、それを考慮すると煩雑になりすぎるので、ここでは「完全ではない」と割り切った上で、この数字を使って検討してみましょう。
考察 §
最強パイロットは誰か §
スノー>ナガセ>グリム>チョッパー
最強対空パイロットは誰か §
スノー>ナガセ>チョッパー>グリム
最強対地パイロットは誰か §
スノー>ナガセ>グリム>チョッパー
総合戦果の数値的に見ると、グリムとチョッパーの成果は大差ありません。
二人と比較して、ナガセの成果はくっきりと隔絶した高い数値を示します。さすが、たった一人生き残ったひよっこです。
更に、ナガセと比較してスノーの成果は更に隔絶したより高い数値を示します。さすが、他の皆がひよっこの時期から既にベテランパイロットであっただけのことはあります。
対空目標に目を向けると、グリムの成果が特に低いことが目に付きます。一方、対地目標に目を向けると、グリムの成果がナガセ並みの高い数値を示すことが目に付きます。
結論 §
以上の数値は完全ではないと前置きした上で、一応の答を出しておきましょう。
まず、強力な機体が全員分揃わない場合は、まずスノー、ナガセの順に割り当てると良いと言えます。
ナガセの次は、その機体で対空戦闘をさせたいならチョッパー、対地攻撃をさせたいならグリムが適することが分かります。
ケーススタディ・MISSION 20『古城の幽閉者』の混合編成 §
MISSION 20『古城の幽閉者』に、対地攻撃用のF-35C×2機、対空援護用のF-14D×2機で出撃するケースを考えてみましょう。どのパイロットにどの機体を割り当てれば最適でしょうか。
まず、僚機は対地攻撃に熱心ではないため、F-35Cのうちの1機は自機が使います。
残りの1機のF-35Cを誰に割り当てるのかがポイントになります。
もしチョッパーがいれば、彼をF-35Cに割り当てるのは愚策となります。彼は、対空戦闘に適性があるためです。しかし、このミッションにチョッパーはいません。
残されたナガセ、グリム、スノーのうち、最も対地攻撃に熱心なのはスノーです。ナガセとグリムは同程度の成果しか残していません。
ここで、僚機の対地攻撃を真剣に期待するならスノーをF-35Cに乗せるのが最善。僚機には対空戦闘を期待するなら、スノーをF-14Dに乗せてナガセかグリムをF-35Cに乗せるのが最善という結果になります。
実際に、SU-35チャレンジの途中で、スノーにF-35Cを割り当てて飛んでみましたが、ナガセに割り当てるよりもスムーズに対地攻撃が進行するような気がしました。しかし、まだ漠然とした印象に過ぎないので、もっときちんとした比較飛行が必要でしょう。