当たり前だと思ったことが実は当たり前ではなかった……という状況を繰り返し目の当たりにしていると、プレイしながら目が新しい真実を芽を探し求めてしまいます。
たとえば、MISSION 26『混迷の海』で味方艦を全て救うための鍵が、ミッション開始時の素早い敵艦1隻撃沈に過ぎないと分かったことが目から鱗でした。これなら、貧弱な機体でも確実に実践できます。
さて、同様に常識を疑う対象として浮上したのがMISSION 15『凍土からの救難信号』です。このミッションは、過剰に困難でありすぎ、「もしかしたら攻略方法を間違っているのではないか」という疑いを持つに十分です。
そして浮上する疑惑・ヘリには脅威のAH-64? §
そして、滅多に見ないACE COMBAT 5の攻略Wikiを何気なく見たときに、興味深い記述に出会いました。
戦闘機はブレイズしか狙わないので僚機にまかせてほっとけ
つまり、シー・ゴブリンにとって脅威となるのは、MISSION UPDATE後にシー・ゴブリン所針路に出現するAH-64×3、AA GUN×4、SAM×2だけだということです。これらのみ撃破しさえすれば、その他の戦闘機は一切攻撃せずとも良いということです。
群がる戦闘機がシー・ゴブリンを攻撃しないとは奇異にも思えますが、AH-64が特に大きな脅威になると言う話は、ACE COMBAT XのMISSION 09B A Diversionを思い出すと説得力があります。このミッションは、いかにRPGからヘリ部隊を守っても、空港から飛来するAH-64を放置するとあっさり味方ヘリ部隊を壊滅させられてしまうのです。
検証飛行 §
SU-37だけで飛ぶSU-37チャレンジの途中でも試しましたが、多数の戦闘機も落としたので今ひとつ結果は不明瞭です。
そこで、別途検証飛行を行うことにしました。
- 難易度はACE
- フリーミッションで飛ぶ
- 撃破が必須であるE-767、シー・ゴブリンの脅威と想定されるAH-64×3、AA GUN×4、SAM×2のみを撃破し、他はできるだけ放置
- 僚機が活躍しすぎないために、僚機はF-5Eとする。それでも僚機が撃墜してしまった分はやむを得ない
そのようなわけで、E-767をTLSで瞬殺するために、自機はFALKENとして飛んでみました。
結果は大成功です。
デブリーフィングの結果は以下の通りです。
- 編成はFALKEN+F-5E×2
- RANK C
- TIME 06'04"
- TOTAL POINTS 7020
撃破した内容の詳細は以下の通りです。
- E-767×1
- CH-47×3 (AH-64を落としたのにCH-47としてカウントされるのはバグ?)
- F/A-18E×1 (僚機が落としてしまった)
- GRND TGT×6
言うまでもなく、多数の戦闘機が出現しており、シー・ゴブリンの周辺に多数の敵機がいたこともあります。しかし、シー・ゴブリン進路上の地上の対空兵器6つと、AH-64の3機だけを仕留めたところ、ピンチを知らせる通信を聞くこともなく、スムーズにミッションは完了しました。
ちなみに、自機がシー・ゴブリンから遠く離れると、大多数の敵機はその後をついてきました。
何が罠なのか §
MISSION UPDATE後に、シー・ゴブリンは「その間に敵戦闘機を排除しておいてくれ。こちらの安全確保のためだ」と言います。
しかし、言われた通りに戦闘機との空戦に入ると、あっさりシー・ゴブリンは落とされます。そこで、チョッパーの「おいおいおい、地面にゃまだ敵がいるじゃねえか!」という台詞がヒントになって、シー・ゴブリンが落とされないためには、地上の対空兵器を撃破しなければならないことが分かります。そして、それを行うとそう簡単にシー・ゴブリンは落ちなくなります。
問題はこの先です。
ここまでの通信では、2つの重要な情報が欠落しています。
- 敵戦闘機は実は脅威ではないこと
- AH-64が脅威であるということ
その結果、ひたすら困難な空戦を続け、たまたま戦闘機の合間にAH-64を撃墜したために、シー・ゴブリンへの脅威が排除されていたのでしょう。
感想 §
異様に難しいミッションが、異様に楽なミッションになってしまいました。
MISSION UPDATE後は、AH-64×3、AA GUN×4、SAM×2だけ撃破して、後は逃げ回っていればミッションをクリアできることになりますので。