トーノZERO, THE BELKANアニメ感想家(笑)のアニメ感想を参ります。
今日のネギま!?の感想。
サブタイトル §
#19『童心に返って遊ぶっていいよねー。童心に返えんなくても遊ぶけどねー』by和美
(「返えん」の表記は「返ん」ではなく表示原文のまま)
あらすじ §
ネギは魔法世界でも授業を行います。
なぜか、エヴァらを除く全員がスカカードの姿になります。彼女らは童心そのものとなり、遊びます。
ネギは彼女らの面倒を見るために疲れます。
ネカネの勧めでネギも童心に返って遊びます。
日が落ちるとスカの姿から全員戻りますが、彼女らは寝てしまったネギをいたわります。
感想 §
今回は、ネギとみんなの関係性が3回変化します。
まず、クラスの大半がスカ化することで、最年少者であったはずのネギが最年長者となります。これにより、ネギはいたわられる立場から、いたわる立場へと変化を余儀なくされます。
次に、ネギも童心に返り、スカ達と同じ目線で遊びます。ここで彼らに格差は無くなります。
そして、最後にスカが解除された時点で、童心に帰って遊び疲れたネギは、年長の少女達からいたわられる立場に戻ります。
こういった立場の目まぐるしい入れ替わりによって描かれたのは、たとえ立場が変わろうとも変化することがないネギとクラスメート達の友愛というものでしょう。
それは、単なる恋愛感情とは違う、もっと異質で素敵なものなのでしょう。
更に感想 §
3分のカップ麺を更に5分待てというタカミチ。
いや、あと1分ぐらいならともかく、5分は待ちすぎだろう!
デスメガネ・タカミチの崩壊は続く (笑)。
ちなみに、あのタカミチがギャグキャラになってしまうのはどうか……という意見はあり得ますが、それによって子供達が生き生きと体当たりで状況と向き合うことができるわけです。それは、"ネギま!?"という作品の枠内で見ればけして悪いことではないと思います。
本当のサプライズ §
今回のOPは、通常の2倍の長さで、本来のOPの前にスカバージョンが入ります。
これは本当に驚かされますね。
こういうパターンで、OPを作った事例は他に見た記憶がありません。
ネタ的OPは、ワンピースのそげキング主題歌で究極的なところまで行ってしまった感があるので、今回のOPのような予測しがたい変化球は非常に気持ちよく楽しめますね。何より新鮮です。
今回の一言 §
ネカネが教室外で立っているシーンで、絵画の手前のガラスに背後の窓が移り込んでいる描写が素晴らしい!
それによって、フレーム外にある背後の情景まで描き込んでいます。生々しい場所の存在感も感じさせます。何より記号っぽくありません。
いや~、素晴らしい表現ですね!