ヤマト特集 §
参った! これは凄い特集です。
バンダイ新作1/350ヤマトは、結局のところ切っ掛けに過ぎないわけですね。
それによって吹き出した熱いヤマトへの思いは、通常のモデグラの数倍の濃度の誌面を作り出していると感じます。当時の関係者の壮絶な体験談や、あのゼンマイボックス付きヤマトのプラモ、メカコレクションを全部作って並べる作例、どれもグッと来ますね。
見開きの第1艦橋内部はどの作品のどのシーンか? §
どうでも良い話ですが。
このページ、どのシーンか気になりますよね。
いろいろ考えてみましたが、おっぱいレーダーに誰も人がいないこと、古代の左の席が空であること、艦長席が空であること、おっぱいレーダーの膨らみが2つあること、窓の外に水平線が見えることから、「さらば宇宙戦艦ヤマト」の海面からの発進シーンではないかという気がしました。
当たっているかどうかは分かりませんが (笑。
俺のヤマトって? §
1/350ヤマトは俺のヤマトではないと繰り返し言っているわけですが、「じゃ、どれがおまえのヤマトのなのよ」という問いかけがあり得ます。
その答が、紛れもなく誌面にありました。
つまり、ゼンマイボックス付きヤマトがそれです。
そして、44ページの草刈氏のヤマトがそれです。つまり、ゼンマイボックス付きヤマトをベースに徹底的に手を入れている作品です。
つまりね。
ヤマトというのは本質的にリアルを突き詰めてはいけないものです。1/350のヤマトがなぜダメなのかというと、ヤマトの完全再現を目指して破綻しているからです。第1艦橋の中身まで再現したことで、実はあの広さが確保できないことが露呈して夢を壊しているわけですよね。
凄いサラミス §
これまで、ガンダム系艦船特集に不満をぶちまけて来ましたが、今月号のサラミスはほぼ不満はありません。凄いです。これだけの作例が見られるとは。
もしかしたら、関係者が検索して私の感想を見て、もっと凄いガンダム艦船作例を作らなければダメだと思ってくれた可能性もありますが、いずれにしても「素晴らしい!」と賛辞を送りたいと思います。