2007年05月03日
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夢はほんのひとかけらを手にするだけでも幸せなんだ!!

Written By: トーノZERO連絡先

 トーノZEROのアニメ感想です。

 今日のポケモンDPの感想。

サブタイトル §

「琥珀の城のビークイン!」

あらすじ §

 サトシ達は、滝壺の裏に琥珀の城を発見します。

 そこには、女王蜂のような存在であるビークインがいました。

 モミは、あくまでおじいちゃんのトレジャーハンターの夢として、琥珀の城と“恐ろしくあまいミツ”の存在を確認したかっただけだとビークインに語りかけます。そして、証拠として、“恐ろしくあまいミツ”を少しだけ分けて欲しいと言います。

 しかし、そこにロケット団が来て、“恐ろしくあまいミツ”を全て奪おうとします。

 ロケット団の攻撃で城にヒビが入り、“恐ろしくあまいミツ”が流れ出る危険が生じました。サトシ達は必死にそれを修復しようとします。ミツハニー達は、ミツを使って城を修復しました。

 ビークインは自分からモミに“恐ろしくあまいミツ”を渡します。

 それは本当に甘いものでした。

 モミは、またジンクスを持ち出し、タケシの求愛を振り切って一人で旅に出ます。

感想 §

 これまで数回にわたって登場してきたゲストキャラの女性、モミ。

 彼女は、おっとりとして、とても頼りなげでした。

 しかし、この最終局面で、モミは他の誰にもなし得ないことを成し遂げます。

 つまり、怒らせると怖いミツハニーやビークインに平然と近づき、語りかけ、訴えかけ、信頼を勝ち取ることに成功します。

 それを成し遂げたのは、飾らない本音からの正真正銘の誠意でしょう。たいていの人間は持っていないものです。しかし、人間は、社会生活を上手く行うために、そのような誠意を放棄しなければなりません。誠意だけでは、上手く生きていけないのです。だからこそ、それを持ち続けたモミは人間社会では「頼りない存在」にならざるを得ないのでしょう。しかし、頼りないというのは、別の価値を放棄しないで持ち続けることでもあったわけです。

 うーん、奥が深い話です。

 それはさておき、「夢はほんのひとかけらを手にするだけでも幸せなんだ」というモミのお爺さんの言葉は素晴らしいですね。

 夢というものの効能を良く理解し、的確に表現していると思います。

 夢というのは本質的に全てを手に入れるべきものではありません。なぜなら、全てを手に入れると言うことは、夢を失うことを意味するからです。夢から生きる力をもらっている人なら、生きる力を失うことを意味します。一方で、夢のひとかけらを手にするということは、「夢は叶う」という確信を持つ原動力になります。努力は徒労ではないと確信でき、残された多くの夢の力によって生きる力をもらうことができます。

 それこそが、最も幸せな状況というべきものでしょう。

今回の一言 §

 オーキド博士。ニャルマーに「お手」を要求して引っかかれていますが……。

 それは犬にやるもので、猫タイプのポケモンにやったら怒るでしょう!! (笑

 意外と抜けているオーキド博士は愛すべき存在です。

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