ココロ「やっと応答があっ……(ひっく)。こちらはウォーターセブン、海列車。ロケットマン。世界政府のエニエスロビーへ向け走行中……。機関の出力を最小限に落としている。ぜんぜん速度は変わらないけどね。だから、もっと、接近してほし……(ひっく)」
スパンダム「よし、警戒網に捉えたぞ。情報どおりだ」
そげキング「電伝虫の混線!?敵の声だ」
チョッパー「こいつもフランキーとどっこいどっこいの美声だよな。薔薇の香りを感じるよ」
スパンダム「海列車だからって侮るなよ。こいつをしとめれば勲章どころじゃない。銅像が建つぜ。それだけの値打ちはあるチムニーだ」
ゴンベ「にゃーにゃー」
ナミ「これは敵の無線?。何を言ってるの?この敵は」
ココロ「がははは。気にするこたあないよ。とにかく護衛を頼んだよ。こっちは丸腰だからね」
ココロ「がははは。できるだけまっすぐ誘導してほしいのら。ロケットマンは走り出したらブレーキ効かないのら」
ナミ「この速度でAAシステム突破は、究極のライン取りが必要ね。航海士のこの私の腕の見せ所だわ」
チムニー「ええと、こちらは海列車……、なんだっけ?」
ゴンベ「にゃーにゃー」
チムニー「ああ、そうだ。ロケットマン!」
チムニー「婆ちゃんが倒れた!」
ゴンベ「にゃーにゃー」
そげキング「なんだって!? 撃たれたのか!?」
チムニー「ううん、酒飲みすぎて寝ちゃっただけ」
ゴンベ「にゃーにゃー」
チョッパー「おい!そっちのチムニーって何なんだ? ヤバいもんじゃないのか?」
チョッパー「おいってば!」
チムニー「今、操縦レバーを握っているのはゴンベだよ」
ゴンベ「にゃーにゃー」
チョッパー「あんたは誰なんだ?」
チムニー「あたし? あたしはみんなの言うところのチムニーだよ!」
ナミ「チムニーさん 無事ですか?」
チムニー「面白かった~。もう1回やろうよ!」
ゴンベ「にゃーにゃー」
ナミ「チムニーさん。ひとつ質問があります」
チムニー「なになに?」
ゴンベ「にゃーにゃー」
ナミ「平和のための海列車。あの美しい動輪までも世界政府との戦いに投入しなければならなかったのでしょうか、どうしても。私の言ってる意味がわかりますか?」
チムニー「ぜんぜん分からないよ」
ゴンベ「にゃーにゃー」
カク「こちらガレーラカンパニー。海列車の座礁を捉えた。こちらの姿が見えるか? あとは我々に任せろ。我々が海列車乗員の救助まで責任を持つ」
ナミ「了解、ガレーラ。その人たちのこと、お願い」
カク「任せてくれ」
ちなみに、カクが「フランキー一家のスパイですらない」のは当然の展開です (笑。