ずっと昔に確認したはずが、いつの間にか完全に忘れ去っていたものがあります。
HUDに表示されるSHOOTのサインです。
取り扱い説明書にも説明が書かれている通り、敵にミサイルがあたりそうな場合に表示されます。
そこで、あらためてSHOOTを意識しながらしばらくいろいろな場面で飛んでみました。
SHOOTが出ていない時は当たらないのか? §
確かに当たらないことが多いのですが、直感で「当たりそうだ」と思って撃った場合にはあたることも珍しくありません。
SHOOTが出ていれば当たるのか? §
実は、機動性の高い敵に対して、SHOOTのサインを確認してから撃ってみると、けっこう高い確率で当たりません。
なぜかというと、サインの確認→発射という手順は一呼吸のタイムラグが発生し、その間に敵機に振り切られてしまうことが多いからです。サインの確認は、視線を敵機からサインに移動させることを意味し、どうしても敵機の把握が甘くなってしまいます。
結論 §
SHOOTの表示は当たりそうな場所と当たりそうもない場所を見極める参考には役に立ちます。しかし、限界領域の空戦をしている場合には、SHOOTのサインよりも敵機を明確に目視する方が良いと感じました。敵機の向きがはっきり分かるぐらい接近して、敵機の機体の挙動を見れば、SHOOTのサインよりもより的確に当たりそうなタイミングを見定めることができるような気がします。SHOOTのサインは単にON/OFFの情報しかないのに対して、敵機の状態を見ると「回避機動に入るところ」「回避機動を終えるところ」の違いや、次の機動のヒントなど、様々な情報が得られます。
感想 §
SHOOTのサインは本当にすっかり忘れていました。
しかし、その理由の1つに、表示される場所が悪すぎるという問題があると思います。
この位置に視線を向けて表示を確認するのは、どうしてもぎりぎりの空戦機動の邪魔になります。
とはいえ、ぬるい敵を相手に撃ったミサイルが外れる……といった間抜けなミスを防止するには使えそうな機能です。
今後は、少し注意を向けてみようと思います。