ずっと昔、凄く魅力を感じていたワンボードマイコンがあります。
ワンボードマイコンでありながら、まず16進キーボードではなくフルキーボードが付いています。H68/TRのような、関数電卓型なんちゃってキーボードではなく、本物っぽい配列の立派なものです。
更に、アルファベットも綺麗に表示できる16セグメントLEDが20文字分付いています。7セグメントLEDで強引にアルファベットを表示するH68/TRとは桁違いです。
それに加えて、20桁のサーマルプリンタも付いています。
以上の全てが、マイコンを構成するCPUやメモリなどを含め、全て1枚の基盤上に取り付けられています。
これは、Rockwell AIM-65というもので、有名なKIM-1の後継機にあたります。
おそらく、これこそが最強の8bitワンボードマイコンではないでしょうか?
なぜ今頃こんな話を書くのか? §
実は、さる原稿で補足的に名前を書こうと思ったら検索しても見つからず、焦りました。
なぜか名前をVIM-1と間違えて覚えていたのが敗因でした (汗。
結局、6502 CPUのワンボードマイコンという情報から絞り込んで見つけましたが……。名前を間違えるとなかなか意図した情報に到達できないのがWebの世界ですね。
で、「なぜ今頃こんな話を書くのか?」という理由は、書くことでAIM-65という名前をしかりと心に刻み込むだけです (汗。
日本人でこれを知る者は少ないか? §
古株の元マイコンマニアでも知らない人が多いかもしれません。
とはいえ、日本のマイコン雑誌に広告が掲載されていて、それで見た記憶があるものです。
海外系の商品の広告の多いマイコン雑誌を隅から隅まで読んでいたような人なら、おそらく記憶している可能性が高いと思います。