少し前に「お札と切手の博物館」に行ってきた延長線上の企画として、貨幣博物館に行ってきました。ついでに、日本の道路の原点ともいうべき日本橋も見てきました。
日本銀行金融研究所 貨幣博物館 §
いきなり警備員が厳重に警備して焦りました。
しかし、丁寧かつ好意的に招き入れてくれました。
中には、大判小判がざっくざく……と展示されているので、警備が厳重になるのも当然だと後から納得。
その上、入場無料。
太っ腹だね、日本銀行!
テーマ展「甲州金～武田氏ゆかりの金貨～」も開催されていました。
「お札と切手の博物館」と何が違うのか? §
「お札と切手の博物館」は独立行政法人 国立印刷局の施設なので、印刷の対象になるものしか扱っていません。つまり、コインは対象外です。
それが何を意味するのかというと、「お札と切手の博物館」が展示する歴史の対象は、おおむね江戸時代の藩札あたりまでに限られ、和同開珎のようなコインは対象に入らないということです。
それに対して日銀が扱う範囲に制限はないので、貨幣博物館では紙幣とコインの双方が対象になります。つまり、和同開珎から江戸時代の大判小判、更に細かい単位の通貨も対象になります。
世界のコインも展示の対象になっています。
それゆえに、こちらの方が全体像が把握しやすい感があります。
(逆に、紙幣の偽造防止技術の説明などは、「お札と切手の博物館」の方が詳しい)
それはさておき、江戸時代の日本の通貨が4進法だというのも、面白いですね。
全般的に見応えがあって、歴史的な視野もあって、面白い内容でした。
ソベリン金貨の行方 §
宮崎駿による名探偵ホームズの1エピソードに「ソベリン金貨の行方」がありますが、そのものずばり、「ソベリン金貨」も展示されていました。
なるほど、これがソベリン金貨なのか……と思って見てきました。
日本橋 §
近くに日本の道路交通の起点、日本橋があったので、帰りにちらっと寄ってきました。
橋の脇に、記念碑的なものが作られていました。
問題は、この橋の上の高速道路が邪魔か否かですね。
高速道路上の標識を見ると、様々な経路へ向かうルートが示されているようで、ここが交通の要所であるというムードは感じられました。
