今日は表参道まで行ってFINAL FANTASY VII 10th ANNIVERSARY Galleryを見たいと思いました。しかし、実際に行ってみると凄い行列で、とても並んで入る気分になりませんでした。
そこで、「どうせここまで来たのだから」と近くの美術館に寄って帰ることにしました。
地図を調べると、最も近いのが中川美術館です。しかし行ってみると閉まっていました。他にないかと地図を見ると、根津美術館がありました。しかし、行ってみると改築中でした。
他に美術館はないのかっっ、と思って地図を見ると、岡本太郎美術館がありました。しかし、これは地図の誤記で、岡本太郎記念館が正しいですね。岡本太郎美術館は川崎市にある施設の名前です。
太陽の塔の顔はどれだ? §
まず、アトリエを見て思ったこと。
これは実際に手を動かす人にとって理想的な作業環境だな……ということ。
特に、階段を上がったテラス状の部分に本棚が並んでいるのが良いですね。
というわけで、この人は紛れもなく立体造形を「手を動かすリアリティのレベル」で分かっていたに違いないと思いました。
そういう前提で、太陽の塔の模型をしげしげと見ました。
ここで、立体造形を分かっていた人なら、正面以外から見られることも想定していたはずだと考えました。そして、あえて斜め後方から見てみると、頂上に付いている円盤状の顔が全く顔に見えません。しかし、胸には顔のレリーフ、背中にも描かれた顔があります。そのことから、この塔の本来の顔は中央部前後の顔だと考えてみました。
『電撃』とその時代展 §
こういった絵画と向き合うのはある種の勝負ですね。
その作品を解釈できるかどうかの勝負です。
結果、ある程度は何となく見えました。
ちなみに、2枚、ほぼ同じ構図の絵があって、1つは具体的なものの形が描かれていて、もう1つが抽象的な形として描かれているものがありました。輪郭線はどちらもほぼ同じです。それを見て、「そうか! この奇妙な線はこういう方法で生まれているのか!」とハッとしました。なかなか勉強になります。
歴史の一部となった岡本太郎 §
大阪万博の太陽の塔をデザインしたことで、岡本太郎という人は紛れもなく歴史の一部になっていると感じます。
そういう意味で、美術品を見るだけでなく、歴史も見た感があります。