セレス海 12月7日 07時02分……。
8492 Leader「こちら8492飛行隊。発見した。攻撃する」
グリム「奴らだ!」
ブレイズ「奴らじゃない。桂だ」
グリム「あんたの名前を聞いてるんじゃないよ!」
グリム「ってか、敵に聞こえるように本名名乗ってどうするの!」
8492 Leader「あの飛び方は……。あれは桂ではないか?」
8492 Squadron「桂? 攘夷戦争で狂乱の貴公子と呼ばれた伝説の攘夷志士?」
エリザベス「……?」
ブレイズ「<YES>」
エリザベス「……!」
グリム「ちょっとまてい! 犬の鳴き声ならともかく、文字書いた看板を掲げて音声通話だけの無線で意思疎通できるんかい!」
キャサリン「オトセさん。実は、告白したいことがあるのヨ」
お登勢「なんだい急に」
キャサリン「実はPJが熱愛した美人の彼女って私のコトね」
お登勢「そいつは初耳だね。そのPJって坊やはよほど女性経験が無いか、それとも猫耳好きなんだね」
キャサリン「でも、それは序の口ね」
お登勢「他にまだ何かあるのかい?」
キャサリン「ケイ・ナガセというのも実は私のコトね」
お登勢「そりゃまた大きく出たね」
キャサリン「雪山に墜落したときに、こっそり入れ替わったのヨ」
キャサリン「男はみんなバカだから、ちょっと色目を使ったらみんな別人だと気付かなかったね」
お登勢「本当にそうかい?」
キャサリン「指揮を執れと命令されたときも、1番機はブレイズに押しつけて難を逃れたのね」
お登勢「ちょいとお待ちよ。指揮を執れと命令されたのはMISSION 03『間隙の第一波』で、雪山に墜落したのはMISSION 14『零下の檻』だろう? 時間の流れが矛盾してないかい?」
お登勢「あんたまさか、昔のクセでまた嘘をついて……」
キャサリン「それは強くてニューゲームした後の話ね! 嘘なんてついてないよ!」
お登勢「なあんだ、そうかい」
キャサリン「みんなも、▲ボタンズームでエッジ機のコクピットをズームアップしてみるといいよ! もしかしたら猫耳の美少女がコクピットに座ってるかもしれないね!」
グリム「んなわけ、あるかい!」