2007年10月21日
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たばこと塩の博物館・特別展「昭和30年代物語~街角のたばこ屋さんをさがして~」

Written By: 川俣 晶連絡先

 今日はたばこと塩の博物館特別展「昭和30年代物語~街角のたばこ屋さんをさがして~」に行ってきました。

たばこと塩の博物館

 なぜかと言えば、このあいだ渋谷駅で乗り替えるときにたまたまポスターを見かけたからです。

 渋谷駅の通路の目立つ場所にポスターを貼れるとはたばこを売ると儲かるのか……、それとも映画「ALWAYS 続・三丁目の夕日」とのタイアップ企画だから金があるのか……。

 とはいえ、どうも説明を読んでみると、単純なタイアップ企画でもないようです。

 映画側が昭和30年代のタバコ屋の詳細についてたばこと塩の博物館に問い合わせを行ったことを契機に実現した企画だそうです。真面目に過去の風俗を再現しようとした映画のスタッフと、それを受け止めた博物館側の真剣な対応がこの特別展として実現したのでしょう。

映画の予告編 §

 エレベータで4階にあがってすぐ、映画の予告編を上映していました。

 首都高が上を通る前の橋から見える光景や、最新鋭花形看板列車だった時代の151系「こだま」など、なかなか面白いと思いました。

展示内容 §

 いろいろな展示がありましたが、当時のニュース映画の映像にけっこう見入ってしまいました。住宅事情や就職光景等ですね。

 もう1つ、興味深かったのは、大スケールの0系新幹線の模型が展示してあったことです。どうも、一説に寄ればこのデザインはタバコのパッケージを参考にした……といった説明書きを読んで、展示されている理由を納得しました。確かによく考えてみると、新幹線の青いカラーリングは不自然です。151系等の昼間の優等電車は、それまで暖色系の色でまとめているのが普通だったような気がします。

常設展示等 §

 常設展示は過去に見ているので軽く流して出てきました。

 しかし、タバコ屋の中で昔のTVの映像が流れ続けるのはやはり凄いですね。