Air Defense Command「票読みを中止しろ! こちら基地防空指揮所」
Air Defense Command「敵編隊は、輸送機多数、それに護衛戦闘機が随伴している。敵の狙いは当基地の選挙だ」
Chopper「選挙だって? どういう意味だ!?」
Nagase「分かったわ。この宇宙基地には、オーシア・ユークトバニア両国共同の国際宇宙ステーション建設のために作られたマスドライバーがあるのよ」
Chopper「だからどうしたんだ?」
Nagase「この基地の司令官は、オーシア・ユーク両国の関係者が投票で決める取り決めなのよ。そして、司令官の改選時期が来ているのよ」
Chopper「ってことは……」
Nagase「ユークの人達は自分の義務を行使するためにわざわざ来たのよ」
Osean G「パラシュートだ、もとい、投票用紙だ! 穴をあけるんだ!」
Yuke G「冗談じゃない。本当に鉄の棺桶、もとい、投票箱になるぞ!」
Osean 候補者「私に清き一票を!」
Yuke 候補者「何の、この私にこそ、清き一票を!」
Grimm「すごい数の投票用紙だ!」
Space Center Staff「ここまで来て開票中止だと?」
Space Center Staff「これじゃ今までの苦労が水の泡だ」
Space Center Staff「開票班、君たちはもういい。直ちにそこから退避しろ」
Space Center Staff「この仕事にミスは許されないんだ! 最後まで残る!」
Space Center Staff「票読み…20、19、18、17、16…」
Space Center Staff「これだけは死んでも数え上げろ!」
Space Center Staff「5、4、3、2、1、ゼロ! 当確!」