11月1日発売から一ヶ月。
ACE COMBAT 6はこれにて暫定終了とすることを決断しました。
ここでは、この一ヶ月で何をしたか、なぜ終わるのか、私から見たACE COMBAT 6の魅力とは何かをまとめます。
これを暫定的な結論としたいと思います。
現時点での成果 §
- キャンペーン全難易度全ミッション全オペレーションRANK S取得
- キャンペーン全勲章取得
- オフラインで取得できる全実績解除
- ONLINE/LEADERBOARDS/OFFLINE/DESTROYED全世界ランキング最大順位9位
- キャンペーンのタイムアタックで2時間を切る (難易度ACEでCLEAR TIME 01:57:55、難易度EASYでCLEAR TIME 01:52:29)
- 総飛行時間: 71:16:55 (2007/11/30の終了時点)
オンラインのプレイは行っていません。絶対に行わない……というわけでもないのですが、オフラインのプレイだけで十分過ぎるほど充実しており、あえてオンラインで飛ぶ必然性が無かったということです。ヘッドセットを買ったらやろう……と思っていたら、なかなか買う機会がなかったというのも事実ですが。
また、ONLINE/LEADERBOARDS/OFFLINE/DESTROYEDのランキングを競うことは十分に面白く、これもまた一種の「対戦プレイ」であり、「オンライン対戦を十分すぎるほど堪能していた」というのも事実です。この手のランキングを競うことは、GNOなどでは「それこそがオンラインの対戦そのもの」です。GNOで任務ランキング戦を戦いつつ大将まで昇進を極めた私にとって、これこそが「オンライン対戦」だったと言っても良いでしょう。
なぜ終わるのか §
そりゃもう、面白すぎるから。
やっているときりがないので。
本来はキャンペーン全勲章取得とオフラインで取得できる全実績解除で終わりにしても良かったところです。しかし、実際にはやっていることが面白いので、いくらやっても終わりになりませんでした。
更にONLINE/LEADERBOARDS/OFFLINE/DESTROYED全世界ランキングでスクロールせずに見える10位以内に入るという体験は本当に面白いものでした。もっと上の順位を狙うことも可能です。
しかし、これはもう「きりがない」世界です。刻一刻と変動するランキングを競うことは、ある意味で無限の戦いを続けることとイコールです。どこかで切らねば終わりません。
更に、他にやることがいくらでもあるのも事実です。
ACE COMBAT 6開始一ヶ月というこのタイミングは丁度良いタイミングだと思いました。
ちなみに、終わると言ってももうACE COMBAT 6の空を飛ばないという意味ではありません。まだまだやり残しは多いので飛ぶと思います。また、まだ公開していないネタがいくつも溜まっているので、それらも順次書いていくことになります。
ACE COMBAT 6の魅力とは何か? §
これがこの文章のメインディッシュです。
そもそも、ACE COMBAT 6の魅力とは何か?
それは「スピード感」だと言うのが、私なりの結論です。
ACE COMBAT 6は、一見して多数の敵が出てくる大作です。それゆえに、時間を掛けてじっくり攻略するゲームであるかのように思えます。更に、事実として1つ1つのミッションの所要時間は過去のシリーズ作と比較して伸びています。
ところが、実際にはこの印象は裏切られます。
従来のミッションに相当するのはオペレーションであり、オペレーション単位で見たときの規模はさほど大きいとは言えません。そして、オペレーションとオペレーションはシームレスに続くため、いちいちデブリーフィングとブリーフィングを挟む従来作よりも素早く進行します。作戦エリア内に滑走路を確保すれば、補給ラインに戻る手間も節約できるし、強力な兵装も撃ち放題です。
更に、味方の数も増えていて、しかも支援要請という機能によりその戦闘力を意識的に戦場に投入できます。それに加え、最終的に入手する架空機CFA-44が搭載する特殊兵装のADMMは、最大12目標を同時攻撃できる長射程兵器です。これは、シリーズの従来作が持つ最強架空兵器(TLS, MPBM, LSWM等)のいずれと比較しても、より強力です。その結果として、敵の増加分を上回る攻撃力が存在します。(僚機が最強特殊兵装を撃ってくれるのも従来作と違うアドバンテージです)
また、アイガイオン艦隊に対してはA-10A+FAEBという組み合わせが驚くほど迅速な進行を可能としてくれます。
それらを総合すると、実にCLEAR TIMEベースでキャンペーンクリアまで2時間を切ることができます。リアルの時間としておおむね3時間といったところでしょうか。
つまり、猛烈な勢いで敵が減っていき、わずか3時間程度でキャンペーンを終えることができるのです。
このスピード感は他のシリーズ作にはない魅力だと感じます。
そして、このスピード感が好きです。
(更に言えば、失速癖のあるCFA-44は低速飛行に適さず、どうしても高速飛行で押し切る飛ばし方が多くなります。それもまた、スピード感という印象を後押ししている感があります)
スピード感がもたらすもの §
キャンペーンは、その気になれば1日の余暇の時間だけで十分にクリアできます。
ACE COMBAT 5では3日ぐらい掛かっていました。それが1日で終わるわけです。
その結果として、起こった出来事があります。
ACE COMBAT 5で英語音声で飛ぶチャレンジは1回行いました。
それに対して、ACE COMBAT 6では、実は3回行っています。(現在3回目の途中)。
3回とは、「英語音声+日本語字幕」「英語音声+英語字幕」「英語音声+字幕無し」です。そして、3回行うことで、字幕の差が印象の差を生むことも分かりました。(詳細は後で書きます)
それが可能となったのが、この「スピード感」がもたらしてくれた新しい価値です。
結論・これは良いゲームだ! §
中身がないためにすぐ終わるゲームは物足りないかもしれませんが、これだけ中身があって早く終わるゲームは貴重です。何回も挑戦したいと思うし、挑戦そのものが気軽に実行できます。これは、やたら時間を食う大作が増えているこの時代にあって、とても貴重な資質です。
願わくば、ACE COMBATの次回作も、時間を食う大作にならないことを望みます。
ちなみに、次回作は2年後で十分です。
その前に、ACE OF ACESとしてACE COMBAT 6の追加ミッションがありそうかな。