「ACE COMBAT 6キャンペーン タイムアタック攻略メモ」を書き終えたことで、ここでACE COMBAT 6キャンペーンは終了としたいと思います。
さて、終了する理由と感想はこのあとで説明するとして、このあとACE COMBAT 6と縁を切るのかと言えばそうではありません。実はXbox360のヘッドセット(と無線LAN)をヨドバシにオーダー中です。ヘッドセットが届いたら、少しだけオンライン対戦を体験しようと考えています。次に飛ぶACE COMBAT 6の空は、おそらくキャンペーンではなくオンラインです。
なぜ今頃ヘッドセットを買うのか? §
ちょっと大きな買い物を続けて金銭感覚が麻痺していたからです。この状況に付け込んでオーダーしないと永遠に買えそうもなかったから。ついでに、大きな買い物で付いたポイントがかなりあったので、ポイントだけで買えそうだったから。
キャンペーンを終了する理由 §
キャンペーンをやり尽くしたとは到底言えないし、タイムアタックですらまだまだ手ぬるい水準でしかありません。
それにも関わらず終了するのは、これが時間を使いすぎる傾向にあるからです。そして、やることが山積していて時間が足りないからです。特に、11月の一ヶ月は、ACE COMBAT 6のためにかなりの時間を注ぎ込んでしまったので、他の用事のスケジュールが立て込んでしまっています。このあたりで一度打ち切らざるを得ないのです。
ちなみに、「時間を使いすぎる傾向にある」というのは少し奇異に聞こえるかもしれません。明らかに、ACE COMBATシリーズの他作品と比較してキャンペーンクリアに要する時間は短いからです。しかし、短いからこそ、一気にやってしまいたい誘惑が起こり、どうしてもプレイが長めになってしまいます。
また、1ミッションだけやろう……と思ったとき、プレイを区切ることができる「ミッション」という単位も長めになります。これがプレイを区切るタイミングの自由度が下がることを意味します。
最終的に爽快感が残らなかった理由とは §
ACE COMBAT 6のキャンペーンは爽快感とスピード感がある……というのが私の感想です。しかし、こうやってキャンペーンを終わるにあたっての感想は「爽快感が残らなかった」というものです。
その理由をつらつらと考えてみると、どうも終わりがない/メリハリがないという特徴があるためではないかと思いつきました。
シリーズの他作は、始まって終わる流れが明確にあり、キャンペーンが終わるということには重大な重みが存在します。たとえば、ACE COMBAT ZEROなら、ベルカやピクシー達の背負った心の重荷を受け止めることで終わり、エンディングの音楽はその重みを噛み締める音色に聞こえます。しかし、ACE COMBAT 6は、ほとんど何かを背負ったような気持ちになりません。だから、エンディングをスキップして、そのまま次のキャンペーンをSP NEW GAMEで開始します。グレースメリアに戻っては離れ、また戻っては離れの無限ループ状態になります。
この無限ループは、全てを忘れてループに身を委ねている間は快感です。しかし、そのループから離脱すると、快感は失われ、あるべき平常状態を失ったような喪失感が残ります。かといって、即座にループに戻りたいのかと言えば、そうではありません。なぜなら、ループから離脱した私は、それがACE COMBATより得られる快楽の1種類に過ぎないことを知っているからです。「そろそろ他の快楽に身を委ねても良くはないか?」と理性が(あるいは欲望が)囁くのです。
別の言い方をすれば、ACE COMBAT 6のキャンペーンは爽快であるからこそ、逆に爽快さが残らない逆説があるのかも知れません。
これとは別に、オンラインの問題もあるのですが、それは機会があれば語りましょう。
