2007年12月23日
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羽村市郷土博物館・企画展「昭和の水道拡張と玉川上水」

Written By: 川俣 晶連絡先

 様々な用件が公私共に増え続け、お手上げ状態です。

 しかし、2007/12/24まで開催の羽村市郷土博物館企画展「昭和の水道拡張と玉川上水」がどうしても気になって、強引に割り込ませて急いで行ってきました。

羽村市郷土博物館

羽村の感想 §

 一度行ったはずなのに、羽村駅の様子は全く思い出せませんでした。

 しかし、行ってみるとよく覚えていたことが分かりました。

 ぎょうざの満州もしっかり覚えています。そこで、満州ラーメンと餃子を食べてエネルギーを補給してから歩き出しました。コミュニティバスの「はむらん」は全く時間が合わず乗車せず。

 歩き出すと、まさに途中の光景を覚えていたことが分かって驚かされました。

 それはさておき、羽村はスカッとした爽快感がありますね。空気に透明感があり、しかも遠くまで見通しが利きます。わりと好きな感じです。玉川上水が持つスカッとした透明感、爽快感は、羽村から流れ出した感じかもしれません。(←無根拠な詩的表現)

企画展「昭和の水道拡張と玉川上水」 §

 面白いです。

 奥多摩湖、多摩湖、狭山湖、謎の軽便鉄道、羽村、玉川上水、下高井戸分水がすべてつながりました。

 多摩湖、狭山湖は羽村付近からトンネルで多摩川の水を流した貯水池。軽便鉄道はその工事用。下高井戸分水は、東京全体の水計画の図中でそれらと一緒に出るもの。奥多摩湖も同様の理由で作られた人造湖です。

 玉川上水、下高井戸分水は「昭和の水道拡張」で作られたものではありませんが、その計画の中に存在するものです。

 そこで思ったこと。

 東京には、道路網マップと鉄道網マップという異なる異質な地図があると感じます。しかし、それに加えてもう1つ、水路網マップというべき別の地図も存在するのだと思いました。水路網マップには、一般の地図上では表されない水路、暗渠、地下トンネル水路なども含まれます。たとえば、羽村から多摩湖、狭山湖へと送水される地下トンネル水路も含みます。

 これを含んで考えると多摩川から遠く離れた村山貯水池を「多摩湖」と呼ぶ理由がやっと分かります。それは多摩川の水が流れ込んでいる貯水池なのです。

 もう1つ、下高井戸分水についても1つ新しい発見がありましたが、それはまた別途書きます

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