ベルカベエ「我が輩はベルカの神様、ベルカベエだべぇ」
ドロンボー「ははぁ~」
ベルカベエ「我が輩、ベルカリングのありかをやっと突き止めたべぇ」
ボヤッキー「オーレリアのアトモスリングだとか、アークバード上部の円形の部分とか、クルイーク要塞とか、ずいぶん間違った情報ばかりでしたけど、今度は本物なんでしょうねぇ」
ベルカベエ「あかぽんたん。我が輩、サンド島を攻略するためにユークトバニアから派遣された艦隊にベルカリングがあることを突き止めただべぇ」
ボヤッキー「なんか、我々、どんどん時間を遡ってベルカリング探しをしてるような気がするのは気のせいなんでしょうかね?」
トンズラー「一応ヤッターマンの第1作はタイムボカンシリーズだから時間旅行しても許されるまんねん」
ベルカベエ「ここで豆知識。艦隊が敵航空機を警戒する際、主要な艦船を中央に置いて、周囲を護衛の艦艇で取り囲む陣形を取るが、これを輪形陣という。ではさっそく調べに行くだべえ」
ドロンボー「ははぁ~」
ベルカベエ「失敗したら、核より怖いお仕置きだべぇ」
ドロンボー「ひぇ~」
ボヤッキー「一応、サンド島近海までは来てみましたが、どこにもリングらしいものは見えませんねぇ、ドロンジョさま」
トンズラー「見えるのはウォードッグにやられまくるシンファクシだけまんねん」
ボヤッキー「シンファクシの周囲を生き残ったLNDG.SHIPで囲んで、これが輪形陣って奴ですかね」
ドロンジョ「ん? ちょいとお待ちよ。輪形陣、輪の形、つまりリング。あの輪形陣の艦隊こそがベルカリングだったんだよ!」
ボヤッキー「でも、シンファクシ、もう沈められそうですよ」
ドロンジョ「ボヤボヤしないで、シンファクシを守るんだよ!」
ドロンボー「あらほらさっさ!」
ドロンジョ「で、今週はどんなゾロメカを用意したんだい?」
ボヤッキー「通称エルキャック、HOVERCRAFT部隊ですよ。既にね、周囲のLNDG.SHIPに配備済みなのよね」
ドンズラー「手回すが良すぎるまんねん」
ボヤッキー「それじゃ発進なのね! ぽちっとな」
HOVERCRAFT「HOVERCRAFT♪」「HOVERCRAFT♪」「HOVERCRAFT♪」「HOVERCRAFT♪」……
ブレイズ「アイちゃん、じゃなかったケイちゃん。どうやらドロンボーがLNDG.SHIPを乗っ取っているらしいぞ。ゾロメカが出てくる」
ナガセ「こっちもゾロメカで対抗よ」
ブレイズ「ゾロメカって、そんなもの、用意してないぜ」
ナガセ「私たちの後ろを飛んでいるじゃない」
ひよっこ「ひよっこ♪」「ひよっこ♪」「ひよっこ♪」「ひよっこ♪」……
ブレイズ「おいおい。飛んでいるのがやっとの連中だぜ」
ひよっこ「そんなことはないであります。HOVERCRAFTは撃ち返してこないので、我々にも撃破できるであります」
ナガセ「ロックして撃つだけ、まるでマリアナの七面鳥撃ちよ」
ドロンジョ「ボヤッキー、対空ミサイル積んだメカはないのかい?」
ボヤッキー「一応、LNDG.SHIPにはAH-64も搭載されてますけどねぇ」
ドロンジョ「いいから発進させるんだよ!」
サンダーヘッド「散弾ミサイル、炸裂、今」
トンズラー「AH-64も散弾ミサイルの炸裂に巻き込まれて落ちたでまんねん」
ボヤッキー「AH-64の上昇力では10秒で5000フィートは上昇できませんからねぇ」
オロカブ「おろか、ぶ」
ベルカベエ「あかぽんたん、輪形陣はベルカリングでは無かっただべ。というわけで、核より怖いお仕置きだべぇ……」
ドロンボー「ひぇ~」
ベルカベエ「ストーンヘンジと散弾ミサイルの同時攻撃だべ。高度5000フィート以上ならストーンヘンジに落とされ、高度5000フィート以下なら散弾ミサイルに落とされるだべ」
ドロンボー「ひぇ~」