グリム「でも、隊長はよくこんなところに、ひとりで……。この先に核兵器が埋もれているかと思うと、鳥肌がおさまりません」
ブレイズ「埋もれているのは核兵器だけじゃないかもしれないぜ」
グリム「どういう意味ですか?」
ブレイズ「ベルカ戦争当時、このイエリング鉱山手前の滑走路には、巨大なハンガーがあったんだ。アークバードでも収まりそうなほどでかいやつがね」
グリム「なんですか、そのハンガーは!」
ブレイズ「何が収まっていたのかは分からない。でもね、実はあのハンガーで整備するに値する巨大メカを偵察中に目撃したんだ」
グリム「なんですか、それは」
ブレイズ「あれだ」
グリム「あれは……、CRAWLER!」
ブレイズ「な、巨大だろう?」
グリム「しかし、あれはただの採掘のための掘削機で、兵器とは違うのでは?」
ブレイズ「いいや。あれはカモフラージュで実は空を飛ぶ空中要塞なんだ」
グリム「そんな。CRAWLERが空を飛ぶなんて聞いたこともありません」
ブレイズ「ならいいことを教えよう。2008年秋にエースコンバットの開発陣が作る新作は、森博嗣原作、押井守監督の映画スカイ・クロラのゲーム版だ」
グリム「だからどうしたんですか?」
ブレイズ「鈍いな。スカイ・クロラはThe Sky Crawlersと綴る」
グリム「ええっ。まさかCRAWLERですか!?」
ブレイズ「そう。CRAWLERだ。しかも、SKYという以上、飛ぶのだ」
グリム「それは大変だ! 今のうちに撃破してしまいましょう! アーチャー、フォックス2!」