最近、ティーダ復活エンディングを見るためにFINAL FANTASY X-2を再開しているわけですが……。
そこで痛感するのは、「やってもやっても終わらない」ということです。
しかも、ミスしても後戻りできないプレッシャーがあります。
RPGはやはり苦痛感があります。
その話を少し書きます。
手間と時間のロスという問題 §
ACE COMBAT 5では、延々と続く通信台詞のイベントがあり、スキップできずに鬱陶しいという意見があります。
しかし、RPGの鬱陶しさはその比ではありません。たとえば、XXという場所に行ってYYと戦え、という目標を達成するためには、予期せぬエンカウントによる戦闘を繰り返しつつXXまで移動する必要が生じます。
この場合、移動も物語を堪能する一部であれば良いのですが、既に何回も移動した経路を義務的に移動するだけなら、単なる手間の掛かるルーチンワークです。これは、YYと戦うという目的からすれば全く関係のないことです。エンカウントしない効能を持つ装備を使えば戦闘は回避できますが、たとえそれができても、ただ単に延々と移動し続ける行為と時間そのものが鬱陶しいのです。
それと比較すれば、通信台詞イベントなど可愛いものです。要するに墜落しないようにして時間を潰せば終わるだけですから。実際、本を読んだり、他のことをして時間を潰すことも珍しくありません。しかし、RPGの移動はきちんと移動経路に沿って自キャラを動かさねばならず、他のことはできません。
ミスしても後戻りできないプレッシャー §
特定のタイミングでしか入れないダンジョン内にある宝箱の取り忘れがあると、2度と取れないケースが結構あります。
一方、ACE COMBATシリーズでは、フリーミッションで特定のミッションだけプレイする手段が提供されます。たとえば、ACE COMBAT 5のFALKEN入手条件のHANGARは、撃破し忘れても、後からフリーミッションで撃破すれば十分です。撃破し忘れは致命的ではありません。
感想 §
というわけで、本当にRPGとは時間を湯水のごとく使える者達の遊びであって、時間の無い人が遊ぶのはACE COMBATだな……と思いました。
これは、もはや新規のRPGに手を出す余裕があり得ないことを意味します。既に手を付けた過去のRPGに決着を付けるだけで精一杯という感じでしょう。
しかし、ACE COMBATの新作には手を出すことができます。
