グリム「上がりました!」
チョッパー「グリム! こっちへ来い! 俺の後ろにつけ!」
グリム「了解です。それであの、後ろについて援護するにあたって聞いておきたいことが」
チョッパー「なんだ。何でも聞いてみろ」
グリム「エースにはナイト エース、ソルジャー エース、マーセナリー エースといろいろなタイプがありますが、チョッパー少尉はどのタイプですか?」
チョッパー「俺か? 聞いて驚くな」
グリム「(わくわく)」
チョッパー「俺は宇宙エースだ」
グリム「うちゅ……ってなんですか?」
チョッパー「その名の通り、宇宙のエースだ」
グリム「つまり、英語でいうとスペースのエースですか?」
チョッパー「違う違う。スターのエースだ」
グリム「えっ? スペースが宇宙で、スターって星でしょ?」
チョッパー「わかってないな。いいか、日本では宇宙といえばスペースだと思われている。宇宙戦艦ヤマトはスペース・クルーザー・ヤマトかスペース・バトルシップ・ヤマト。宇宙からのメッセージは、メッセージ・フロム・スペースだ。しかし、アメリカに行けばスター・ウォーズだの、スター・トレックだの、バトル・スター・ギャラクティカだの、スターが普通だ」
グリム「ってことは、宇宙のエースが乗る宇宙の戦闘機は」
チョッパー「もちろん、スターファイターだ。オーシア空軍に来るまで、おいらはそれに乗ってた。どうだ凄いだろ」
グリム「ほんとですか。それはスゴイや」
ナガセ「グリム、騙されちゃダメよ。スターファイターっていうのは1954年に初飛行したロッキードF-104の名前なんだから。外道照身霊破光線!」
チョッパー「ばれたかぁ~」
グリム「ええっ!? 1954年じゃ、僕産まれてませんよ」
チョッパー「俺だって産まれてないよ」