重要度が高いのに、なぜか使用回数が少ない機種は他にもあります。
F-4Xは20回しか使っておらずそれだけで飛ぶチャレンジを行いましたが、それに負けないのがF-4G Phantom II Wild Weaselです。こちらは23回しか使っていませんでした。初回プレイ時のMISSION 12A『緑海の火薬庫』での絶対的推薦機種(初回プレイ時、頑張ればこのミッションで使用できる機種の中で、誘導されて向きに関係なくTUNNELを撃破できる特殊兵装を持つ唯一の存在)であるにも関わらず、使用回数が少ないのです。
つまり、F-4XよりもF-4Gの方が重要度が高いにも関わらず、使用回数が大差なかったのです。
というわけで、もっと使わねばならないと思い、F-4Gだけで飛ぶWild Weaselチャレンジを行うことにしました。
ルールは以下の通りとしました。
- 自機、僚機にF-4Gを選択できるミッションは、F-4Gを使用する
- F-5Eしか選べないミッションはもちろんF-5Eで飛ぶ
- HAWKしか選べないミッションはもちろんHAWKで飛ぶ
- 艦載機しか選べないミッションでは特に指定はない。何で飛んでも良い
- MIR-2000Dしか選べないミッション11Bを避けるため、最初のコイン選択は必ずフェイス オブ コイン(表)を選ぶ
- 2回目のコイン選択はどちらでも良い
- 特にRANKは問わない
- 難易度はACE
- キャンペーンクリアが目標なのでコインの都合でやらないミッションをやる必要はない
以上のルールで完了しました。
感想・弱いのか強いのか良く分からないミステリアスさが魅力!? §
全般的に見ると、それほど強力な機種ではありません。装備弾数も多くないし、機動性も見劣りします。ちょっと気を抜けばすぐに回避が遅れて落とされます。最強クラスの機体の仲間入りは絶対にあり得ません。それどころか、反応のとろさや、ロックオンのもたつきを見ていると、特に弱い機種の仲間に入るのではないかと思うほどです。
ところが、それにも関わらずいくつかのミッションでは目の覚めるような良い成果を出しています。特にMISSION 16B『砂漠の電撃』では自己ベスト3のスコアに届いています。一方で、MISSION 15『凍土からの救難信号』ではRANK Cしか取れなかったのも事実です。
つまり、弱いと思って飛ぶと予想を超える成果が出たり、予想以上に低い成果しか出なかったり、弱いのか強いのか良く分からないのです。
このミステリアスさがF-4Gの魅力というべきでしょう。
LAGMの感想 §
ACE COMBAT 5ではこの機種だけが装備する特殊兵装のLAGM。
集中的に大規模に使ったのはこれが最初かも。
以下のような特徴があって、けっこう頼れると思いました。
- ロックオン距離は2500ぐらいで、かなり遠くから撃てる (怖いGUN TOWERを遠距離から仕留められる)
- 破壊力も1発でTANKを撃破できるだけの力があり、使いでがある
- 効果範囲は感覚的にはUGBぐらいかな、と思った (小学館攻略本の数字を見るとUGBLと同等であるはずなのだが……)
- これは狭いように思えるが、ロックオンして誘導できるので、敵集団の中心をロックオンして撃ち込めば的確にかなりの敵を巻き込める。至近距離から精密な位置に落とす必要のあるUGBと比較して、遠距離からロックオンして撃てるLAGMの使い勝手の良さは傑出している
- 具体的には、MISSION 25『ハートブレイク・ワン』のCHECKPOINTと周辺の施設、2両ないし3両セットのHOWITZERやTANKを1発で全て巻き込める
- MISSION 23『ラーズグリーズの亡霊』の船舶に撃ち込むと近くの低空を飛んでいるヘリを巻き込めることもある
- 10発しか装備していないので、どうしてもLAGMだけでは切り抜けられない。他の兵装と併用が必須
- 直線的に飛翔するので、進路上に障害物があると届かない
結論を要約すると、正しい使い所を見極めて少ない弾数を効果的に使うと、そこで驚くほど素早く大きな成果を出すことができます。使い所の戦術的判断が、使いこなしのポイントかも。
各ミッションの結果と感想 §
以下に各ミッションの結果と感想を書きます。
MISSION 05『第三艦隊集結』 §
F-4G×4
機銃を交えて空戦。
F-4Gは機動性が物足りないです。
ロックオンのもたつきが顕著。さすがATTACKER。
機銃が下にオフセットされているので、レティクルが出る前に敵機を捉えるのがやりにくい感じ。
RANK Sクリア。
MISSION 06『白い鳥I』 §
F-4G×4
TND-GR.1やF-20Aとの空戦を積極的に行いながら進めたところ、4機目のB-2A撃墜がかなりぎりぎりになりました。空戦のペースはやはり遅い感じです。
機銃も打撃力がイマイチな感じ?
RANK Sクリア。
MISSION 07『サンド島防衛戦』 §
F-4G×4
フリゲート増援第3波が作戦エリア境界付近に出ました。
MISSION UPDATE前の敵機の大多数は放置しましたが、LAGM抜きで敵艦は全て撃沈。
MISSION UPDATE前最後の4機は作戦エリア外で僚機と空戦していて手出しができず。
(たぶん僚機が2機落として残り2機でMISSION UPDATE)
LAGMは全てシンファクシに投入。対空兵器を撃破した後は空戦も実行。空戦は不得意な機動性かも。
RANK Sクリア。
MISSION 08『希望という名の積荷』 §
F-4G×4
最短コースでAAシステム突破。
空戦能力が低く、F-14A×2を落とす前にF-16C×2がマザーグースワンを襲って大焦り。しかし、最終的にはRANK Sの最低スコアは確保できました。
この機体、弱いのか強いのか良く分かりません。
RANK Sクリア。
MISSION 09『憎しみの始まり』 §
F-4G×4
LAGMはBUNKER, WATCH TOWER, SAMの3点セットのBUNKERに撃ち込むと、BUNKERを赤くした上でWATCH TOWER, SAMを撃破できるお得な兵装。ただし、崖の影から撃つと当たりません。
惚れ惚れするような低空低速銃撃能力。2つ並んだBUNKERを問題なく機銃だけで処理。
結局最大スコアまでプレイ。
残弾、機銃248/通常ミサイル4/LAGM6と余裕あり。
この機体、弱いのか強いのか良く分かりません。
RANK Sクリア。
MISSION 10『見えざる姿』 §
F-4G×4
楽々、ネームド機を含め全機撃墜。
僚機に追われて作戦エリアからはみ出していたC-5がちゃんと作戦エリア内に戻ってきたのは、さすが。褒めてあげたくなりました。
この機体、弱いのか強いのか良く分かりません。
RANK Sクリア。
MISSION 11A『報復の連鎖』 §
F-4G×4
LAGMは敵車両群をまとめて仕留めるのに強力。
早めにMIG-31×2を出現させたところ、この2機に追われてなかなか攻撃できない状況に。これらを早く出すのが良いかは悩ましいところですね。後で出していたら、RANK Sまで行けた可能性もあります。
RANK Aクリア。
MISSION 12A『緑海の火薬庫』 §
F-4G×4
圧倒的にLAGM装備機が有利なミッションです。LAGMなら、正面以外からTUNNELを撃っても撃破でき、かつ、誘導されます。しかも、初回プレイ時でもF-4Gは使用できます。超空攻略でもお勧めしたチョイス。
というわけで、ビギナーの戦いをシミュレーションするため、機銃封印で挑戦。
出てきた敵は一応全て撃破したはず。
LAGMは1発足りないので、最後のTUNNELは僚機が撃破することを期待。そして、クリアしました。
終了時残弾、機銃800、通常ミサイル12、LAGM0。
機銃を封印してもいい感じ。
ますます、F-4Gは強いのか弱いのか分かりません。
RANK Sクリア。
MISSION 13『ラーズグリーズの悪魔』 §
F-4G×4
潜行前にリムファクシ本体にLAGM×6を撃ち込んで「4機相手……」
しかし、LAGM全弾撃ち込んでも対空兵器は撃破できないし、UAV相手の空戦はきついし。(対空兵器は、通常ミサイルあと1発だった模様)
とはいえ、弾数的には割とゆとりをもってクリアできました。それを使って、もっと長引かせて空戦していればRANK Sも可能かも。
RANK Aクリア。
MISSION 14『零下の檻』 §
F-4G×4
遠距離から対空兵器に撃ったLAGMが命中せず。おそらく丘に激突。これがあるのが、LAGMの弱点ですね。対艦攻撃に使うLASMも同じですか。
RANK Sクリア。
MISSION 15『凍土からの救難信号』 §
F-4G×3
ナガセ発見後は、空戦するどころではなく、逃げ回るのが中心になってしまいました。まあ、ミッションクリアに必要な対空兵器とAH-64の撃墜だけは完了していたので、クリアには問題ありませんでしたが。これは久々の感覚かも。RANK Cも久々に見た気が。
RANK Cクリア。
MISSION 16B『砂漠の電撃』 §
F-4G×4
残り1分程度で地上の敵は隠しHANGAR以外全て撃破。その時に西から飛来したF-15E×2も撃墜。
TIME 17'54"
TOTAL POINTS 32020 (自己ベスト3, 32380, 32180に続く)
RANK Sクリア。
MISSION 17『JOURNEY HOME』 §
F-4G×4
さすがにF-4Gでの空戦はほとんど思い通りに行きません。
味方が来ないと確定してからステルス爆撃機が出るまでの時間が非常に長く感じられました。
多数の敵機に追われながら機動力不足の機体で敵機を追い込んでいくなど無理。
もっとも、ムービー挿入直前に機銃でTYPHOONを1機落とすようなことはしてみせましたが。(敵機が少ないからできた)
RANK Aクリア。
MISSION 18『クルイーク要塞攻防戦』 §
F-4G×3
ちょっと無理をして対地銃撃したら地面にキス。情けない。
今度は無理な銃撃で背後から撃たれて撃墜された。情けない。
もう、無理は出来ないと悟って、じっくりゆっくりプレイしてクリア。
デブリーフィングが無いのでRANK不明。
MISSION 18+『8492』 §
F-4G×3
ともかく逃げました。
より安全な全速突破ノウハウが得られたかも。これは別途書きます。
デブリーフィングが無いのでRANK不明。
MISSION 19『決路』 §
HAWK×4
RANK Sクリア。
MISSION 20『古城の幽閉者』 §
F-35C×4
割と上手くスムーズに進行。
TIME 12'48"
TOTAL POINTS 37970
RANK Sクリア。
MISSION 21『孤空からの眼差し』 §
F-4G
速度や機動性に難があるものの、無理をせずに飛べば問題なく突破。
RANK Sクリア。
MISSION 22『封印』 §
F-4G×4
地上の敵はすべて撃破するが、空戦には全く向かない機種なので、空戦は出来るだけ避けておくと決めて開始。結果的には、敵機を何機か落とした他は意図通りに完了。
VEHICLEと煙突が固まった場所の中央(煙突)にLAGMを撃ったら1発で全て撃破できたのは爽快。ここは、いつもスカッと素早く全て撃破できないので。
TIME 15'40"
TOTAL POINTS 42710
RANK Sクリア。
MISSION 23『ラーズグリーズの亡霊』 §
F-4G×4
近くにヘリと船がいるケースでは、船にLAGMを撃つとヘリも巻き込めることに気付きました。これは興味深い。
ヘリへのロックオンがもたついで攻撃がうまくできなかったりすることも。1回は同じ場所を2回ぐらいまわってやっとヘリを仕留めました。
オヴニル戦は、まあまあの成果で終了。丁寧に狙って撃つことで、割と効率よく仕留められました。そのような攻撃がやりやすかった、というのもありそう。
RANK記録忘れ。
MISSION 24『白い鳥II』 §
F-4G×4
最初のエンジン点火時に、まだ下部レーザーを仕留められていないというスローペース。しかも、上部レーザー攻撃中に通常ミサイルが尽きて、相打ち覚悟で機銃撃ちまくりながら突っ込みんでDMG92%で撃破成功。本当に首の皮1枚でつながりました。
RANK Sクリア。
MISSION 25『ハートブレイク・ワン』 §
F-4G×4
経路選択は近、近、近。
CHECKPOINT攻撃にLAGMはナイス。周辺の施設ごと巻き込めます。PILLBOXだけは残ってしまいますが。
HOWITZER×2、×3のセットも1発で仕留められます。飛行場手前のTANK×3も滑走路に出てくるTANK×3も同様。意外にもこのミッションに適性があります。
ネームド機を含め全て撃破。8492は3機まで自機で撃墜。
最後の2機は、自機と僚機がほぼ同時に撃墜しました。
RANK Sクリア。
MISSION 26『混迷の海』 §
F-35C×4
RANK Sクリア。
MISSION 27『ACES』 §
F-4G×4
GUN TOWER攻撃中にあっさり落とされました。あれま。
GUN TOWERをLAGMで遠距離から仕留められるのは確かに楽な話です。
トンネル内ネームド機に通常ミサイル×2を撃ちましたが、落とせなかった感じです。(詳細確認できず)。1発は当たらなかったのかな?
RANK Aクリア。
MISSION 27+『THE UNSUNG WAR』 §
F-4G×4
おおむね残り0秒でベルカ飛行隊全滅。このクラスの機体にしては、むしろ良い成果なのかも。当然ネームド機も無し。
SOLG攻撃には無誘導のLAGMも使ってみました。しかし、なかなか感じが掴めず、多少ダメージを与えた程度で終わりました。単純に真正面に飛んでくれるという訳でもないようです。残りは通常ミサイルで仕留めました。
デブリーフィングが無いのでRANK不明。