今日はワンダーフェスティバル 2008［夏］に行ってきました。これが今夏最後の私的特別行事になる予定。(現在コミケには全く関与していないので)
ビッグサイトへのアクセス方法 §
京王線方面からのビッグサイトへのアクセスは、個人的に以下のような変遷を辿っています。
- 渋谷、新橋経由、井の頭線+山手線+ゆりかもめ (しかし混みすぎて悲惨)
- 笹塚、市ヶ谷、新木場経由、都営新宿線+有楽町線+臨海副都心線(りんかい線) (ゆとりはあるが遠回り)
- (りんかい線大崎開通後) 渋谷、大崎経由、井の頭線+山手線/埼京線+りんかい線 (一応の決定版)
しかし、これ以上の経路はないと思ってそこで思考停止していました。
ところが、昨夜何気なくGoogleで路線検索してみると、思いも寄らない経路が。
- 笹塚、市ヶ谷、豊洲経由、都営新宿線+有楽町線+ゆりかもめ
この経路は、経由する路線数が多いため、運賃が割高になる傾向にあります。
しかし、以下の決定的な長所を持ちます。
- 乗り換えが便利
- 国際展示場駅ではなく国際展示場正門駅で下車できる
渋谷方面からりんかい線に出る場合は乗り換えが不便です。渋谷の埼京線ホームは極めて遠くて不便だし、大崎で山手線から乗り換える場合はいちど上がって別ホームに降りる必要があります。
一方、豊洲経由では格段に楽になります。笹塚では同じホームの向かい側に乗り換えるだけ (直通列車ならその手間も要らない)。市ヶ谷では降車したホームからそのまま連絡改札を抜けて有楽町線のホームに降りるだけ。豊洲での乗り換えだけ、少し外を歩かねばならないために、少し暑さを感じます。しかし、高低差があるだけで(地下から高架に上がる)、距離的には大したものではありません。
そして、ビッグサイトの西館開催のイベントであれば、国際展示場駅ではなく国際展示場正門駅で下車できると極めて便利です。
実際、この経路を使ってみましたが、ほとんどストレスを感じませんでした。
会場 §
今回は西館開催。低い部屋も高い部屋も両方使っていました。しかし、中央のエスカレーターが故障したのか、動いておらず、上下のアクセスは遠回りを求められました。その経路のエスカレーターも動いておらず、移動はけっこうめんどかった印象です。
(どうやら、事故があったらしい。かなり遅れて行った私は全く知りませんでしたが)
城郭模型普及推進委員会 §
城郭模型普及推進委員会というディーラーが出ていることを初めて知りました。数年前から出ているそうです。
そこで、「日本城郭の復元研究」という研究冊子(CD-R付き)を購入してしまいました。 美濃苗木城天守に関する復元考察という内容が書かれていて、特殊な地形に作られた天守に関する考察が綴られています。全く知らない城ですが、面白いと思いました。
ファインモールドの1/700機銃 §
モデグラに載っていたファインモールドの1/700機銃の現物を見ました。
確かにこれは凄い。
ただのウォーターラインシリーズの艦でも、これに載せ替えるだけでかなり印象が変わる感じ。特に、舷側に機銃が並ぶ空母のような船だと効果が大きいかも。そういうコンセプトで1隻作ってみても良いかも。
……とはいえ、ちょっと触れるだけで銃身が折れそうな怖さも (汗。
SWEETの零戦22型 §
最近はっきり分かりましたが、私が最も好きな模型メーカーは文句なくSWEETです。
好きという理由には、常に「意外性がある」という要素が含まれます。
まず、零戦22型という意外性。人気のある21型や52型でもないし、ひねくれたマニア好みの32型でもありません。SWEETのおじさんに「なぜにぃにぃがた?」と質問したら、以下の2つの答えをくれました。
- 美しいから
- 分からないことが多く、自由に作れる余地が多い
そう言われて22型の作例をじっと見てみましたが、確かに21型のアンバランス感は無く、均整の取れたラインに見えます。
それから、様々な迷彩パターンや、日の丸の縁が白か緑かなど、はっきり分かっていないことが多いゆえに、各人が自由に解釈して作れる余地が多いと言います。
確かにそれは目から鱗が落ちる良い話です。
単に正確さと精密さを追求するだけのメーカーとは違う、模型に対するセンスが感じられます。
しかし、真のサプライズは他にありました。
なんと、1/144のドラム缶を商品化していました。
これなナイス!
こういう小物を近くに配置するだけで、飛行機模型がぐっと引き立ちます。
しかも、このスケールなら鉄道模型にだって使えるよ!と思ったら、鉄道模型関係のショップからも求められて早期に発売したとSWEETのおじさんが言っていました。
これはもう、建造中の「昭和の鉄道模型をつくる」で活用する前提で買うしかありません。
というわけで、今日のSWEETでの戦利品。(22型は展示のみで未発売)
- 1/144 二號零戦(報国號) ZERO FIGHTER (A6M3 Model 32)
- ドラム缶セット (日本/アメリカ タイプ・32個入り)
- 催事限定商品「極細ピトー管セット」
ちなみに、報国號というのは国民が自発的に金を集めて軍用機を買って軍に寄贈したものをいいます。
感想 §
結局、流行の萌えも関係なく、歴史のロマンを探求しに行ったようなものですね。「分からないことが多いから自由に解釈して作れる」という話も、歴史のロマンそのものです。
