これは「さりげない台詞に必然性!? 8492初登場で、こちらオーシア空軍8492飛行隊、とオーシアを名乗る理由!? 」の続きなので、先にこちらを見てください。
さて、これに関して以下のようなメッセージを頂きました。
戦闘機部隊は空軍だけじゃなく海兵隊、海軍にもいます
その区別じゃないでしょうか
最初に一言だけ言っておきます。
「本名でなくて良いから名乗れ!」
名乗るのは最低限の礼儀です。
さて。本題に入ると。
うん。それは確かに鋭い突っ込みです。
更に言えば、オーシアにあるかどうか分かりませんが、アメリカでは州兵も戦闘機を持っていたりします。
設定を見るとウォードッグの所属は「オーシア防空空軍」となっているようなので、空軍とは別に「防空空軍がある」あるいは、「防空空軍の他に別の空軍がある」という可能性も否定できません。
それらをひっくるめて、識別するために「オーシア空軍」と名乗るという話は大いにあり得ます。
それ以前に、的確に自分が何者であるかを名乗るのは当然の礼儀であり、その際に所属を明示するのもマナーであるとすれば、「オーシア空軍と名乗るのも当然」という考え方もあり得ますね。
つまり、「本名でなくて良いから名乗れ!」ではなく、「嘘偽り無く所属を名乗れ」ということになります。
とはいえ §
この話題は突っ込み始めると迷宮に突っ込んでしまうのですよね。
というのは、そもそもオーシアに海軍に属する航空隊は存在するのか?という疑問が出てくるからです。前に書いた話ですが、海軍航空隊のスノーの階級が海軍の階級ではなかったり、空軍のウォードッグ隊がいきなり空母への発着艦をこなしたりするからです。1つの解釈は、オーシアでは全ての戦闘機を空軍が管轄し、海軍の持つ空母上の航空隊も実は空軍所属といったアイデアです。このアイデアでは海軍航空隊は海軍に派遣された空軍の航空隊であって、海軍所属の航空隊は無いことになります。
もちろん、これは解釈の一例であって、これが正しいという保証はありません。別の解釈もあり得るでしょう。
しかし、結論が上手く出ないもやもやの中に突っ込んでしまう感じなのです。
感想 §
州兵についてはよく知らなかったので改めて調べてみましたが……。
WikiPediaの空軍州兵より
州兵組織であるために、平時は各州知事の指揮下にあり、有事に際し連邦軍に編入される。保有機材として、戦闘機・爆撃機・輸送機・空中給油機など多彩である。
(中略)
一方、1960年代に空軍において防空軍団(ADC)が廃止・解体されると、多数の要撃機が空軍州兵に移管され、アメリカ本土防衛の一翼を担うようになった。特に1980年代においてはF-15戦闘機(A型が主であるが、C型の配備もある)の配備も行われ、いわゆる予備役空軍としては空前のものとなった。
見れば、F-15やF-16を空軍州兵が所有してるじゃありませんか。
いくら有事に際し連邦軍に編入されるとはいえ、平時は各州知事の指揮下にあるわけですよ。日本で言えば都知事レベルの指揮下にあるわけですよ。もし、石原都知事が指揮下にF-15やF-16を持っていたら何に使うか、考えるととても怖いですね。