イノセン・テイセスでハッと驚いたことはいくつかあります。
その1つが、MUSICの11です。
これは、ミッション12 途渇 (トカツ)のBGMです。
ドボルザークの「新世界」らしき音楽に、ダンサブルなリズムが付いた音楽ですが、これが意外と良いのです。
しかし、プレイ中には全く気付いていませんでした。
ちなみに、イノセン・テイセスで出てくるあたりのメロディー(?)はこのあたり(?)で聴けます。
凝った構成 §
ミッション12 途渇 (トカツ)の音楽は面白い構成になっています。
まず、ラジオを聴くというストーリー展開から始まり、ここで流れるのは普通のクラシック音楽としての「新世界」と思われます。しかし、待ち伏せが発覚した後に流れる音楽は、ダンサブルなリズムが付いたアレンジバージョンで、これがミッションを盛り上げます。
しかし、待ち伏せしてきた敵を撃破するために集中していると、音楽の違いまで注意が行き届きません。なので、見落とし、いや聞き落としました。
更に言えば、これが「新世界」であるのは、このミッションの性格をよく示しています。つまり、前ミッションのミッション11 淑気帽山 (シキボサン)で主人公以外のチータ以外の全ての大人のパイロットが死に絶え、キルドレ主力の新しい世界が始まります。だから「新世界」です。それはチータにとって先輩が1人もいない自分の世界であると同時に、モズメが思い描いたキルドレによる理想の世界が新しく生まれたことも示します。
感想 §
面白い趣向です。
これで興味を持った人は、ドボルザークを聴いてみるのも良いと思います。