kmさんより以下のようなメッセージを頂きました。
主翼がはねる現象ですが飛行中L1ボタンを目一杯おしストール寸前になればゆっくりですが跳ね上がりました
良いところに目を付けました。
主翼跳ね現象は、おそらく飛行中の何らかの挙動の誤動作だろう、という漠然とした印象がありましたが、どうやらこれのようですね。
試してみると、TND-GR.1で特に顕著に分かりました。
(後方視点のHUD OFFでやると分かりやすい)
おそらく以下のような状況ではないかと推測します。
- 機体が失速すると、揚力が失われ、機体が落下し始める
- このとき、空気抵抗の大きな主翼は落下に対して抵抗するため、主翼の翼端は機体よりも遅れて落ちていく可能性がある
- この状況を、ACE COMBAT 5は特定状況で主翼が上にしなるという形で表現している
- 特定条件の判定が不完全であり、地上の静止状態でもしなりを発生させてしまうことがある
主翼がしなりやすい機体とは §
空中で失速させていろいろ試してみましたが、主翼がしなる機体としならない機体がありました。また、しなる量も一定ではありませんでした。
おそらく以下のような違いがあると思われます。
- 剛性が低い方がしなりやすい
- 主翼の長さが長い方がしなりやすい
この2つめの条件は、実は主翼跳ね現象が可変後退翼機(トーネード系、トムキャット系)で確認された理由をよく示しています。つまり、可変後退翼機は静止状態では左右の翼の長さが特に長くなるからです。
跳ねる機種を探せ! §
ここまで来ると、逆に空中で失速させてみることで、主翼跳ねが起こる機種を特定できる可能性が出てきます。
いくつか試してみました。
F-15S/MTD, A-10A, MIR-2000, HAWK, SU-47, F-35Cはしなりませんでした。
しかし、A-6EとF/A-18Cは僅かにしなりました。
A-6EはM27+の離陸ステージでR1で少し加速してからL1を押し続けると軽くはねました。 F/A-18CはM27+の離陸ステージに入った瞬間に跳ねました。
というわけで、跳ねる機種を追加できそうです。
感想 §
まだまだACE COMBAT 5に新展開が……! びっくり!