トーノZEROのアニメ感想です。
今日のポケモンDPの感想。
サブタイトル §
「迷子のホエルコ!」
あらすじ §
サトシ達は、港にホエルオーの群れが居座っているため、船が欠航していることを知ります。
サトシ達はポケモンフーズをルクシオに奪われます。
実はルクシオと仲間達は、地下運河に迷い込んだホエルコを海に戻そうとしていたことを知ります。
サトシとピカチュウ、後から合流したタケシやヒカリ達も、それに協力します。
あと一息で群れに戻る、というとき、ホエルコはホエルオーに進化してしまいます。身体が大きくなり、跳ね橋を上げないと通れません。しかし、後ろからは縄張りを侵されたと思い込んだラグラージが迫っていました。
人間とポケモン達は協力して橋を上げ、ホエルオーを群れに合流させます。
感想 §
テーマも内容も描き方も素晴らしいエピソードです。
当初、いったい何をするのかさっぱり予測不可能でした。内陸部で食事を取ろうとするサトシ達と、ホエルオーの群れがどのように関係するかも分かりません。まさか、地下の運河にホエルコ、というのは意外性のある良い内容です。そして、人間も多種多様なポケモン達も一致協力して大きなことを成し遂げようとする物語そのものが素晴らしいですね。
更に、ルクシオが電撃でサトシに触れてコミュニケーションを取ろうとする描写や、ポケモン達に語りかけて協力するサトシも良いですね。異質な他者とコミュニケーションして、協力する仲間になれるのは素晴らしいことです。極上のテーマと言っても良いです。
一方で、そのような仲間にならずに敵対してしまうラグラージが登場するのも、とても良いことです。コミュニケーションや信頼関係は常に作り出せるとは限りません。それを乗り越えることも、生きていく上で大切なことです。それを描いたことも、これが素晴らしい作品である証明です。
そして、随所に見られた素晴らしい登場人物達の表情の描き方も見事。
今回の一言 §
見知らぬ人に丁寧にお礼を言うタケシの大人の態度。
無駄に凝った変形ロボット。
曲がって開かないマンホール。
落ちてくるヒカリのお尻を受け止めるピンプク。
タケシのアドバイスで咄嗟に作戦変更できるサトシの機転。
これらも素晴らしいですね。
いや本当に、これだけの作品が見られて幸せです。