トーノZEROのアニメ感想です。
今日のポケモンDPの感想。
サブタイトル §
「吹雪の中のユキメノコ!」
あらすじ §
人間不信に陥ったユキメノコは、ニャースとポッチャマを人質にして、ロケット団とサトシ達にユキワラシ探しを要求します。
ユキワラシは密猟ハンターに捕獲されてしまいます。
ロケット団とサトシ達はハンターのオニゴオリと戦います。サトシの誠意を見たユキメノコは戦いに参加し、一緒にオニゴオリを倒してユキワラシを奪還します。
感想 §
これはいい話です。しかし、こういう話の良さが実感として分からない人がけっこう多いのも事実です。なぜでしょうね。
それはさておき。今回の話のポイントは「信頼の回復」と「本当の悪党」でしょう。
信頼とはとても価値あるものです。たとえば知らない相手に出会ったとき、相手が悪人であるという前提で接しなければならないとしたら、世の中はとても息苦しいと思います。だから、人は誰でも(そしてポケモンも)、きちんとコミュニケーションを取り、約束を守り、誠実に生きる価値があります。
そのような状況下で最も忌むべきものは、そのような誠実さを食い物にする本当の悪党でしょう。まさに、今回の敵はそのような悪党です。ロケット団とは悪の質が違います。何かを成し遂げるために試行錯誤する過程で迷惑を掛けるだけのロケット団と、明確な意図を持って悪をなす者は同じではありません。
だから、ロケット団は誠実に振る舞います。休戦協定はロケット団によって誠実に遵守されます。全ての問題が決着してから、彼らはピカチュウ奪取の活動を始めます。確かにそれは悪いことですが、本当の悪とは違います。
その違いが描かれたことは、とても価値のあることだと思います。
今回の一言 §
休戦協定を提案するタケシ。やはり、年長者として、その場を上手く収める手腕は最高ですね。