ACE COMBAT 6では艦載機で補給ラインを超えると着艦ステージに入り、そこで空母に着艦します。この空母はACE COMBAT 5/ZEROに登場するケストレルとモデルが同じニミッツ級であり、しかも艦橋に書かれたナンバーが30と一致しています。
しかし、設定年代を比較すると、ケストレルは既に沈んでいることになり、これはケストレルではあり得ません。
というのが前回までのあらすじです。
思いついた新仮説 §
この空母はやはりケストレルである、というのが新しく思いついた新仮説です。
といっても、より厳密に言えば、「ケストレル」として準備されていた3Dモデルを便宜上そのまま転用した結果、ゲーム上にケストレルが出現しただけであり、けしてストーリーの整合性の上でケストレルが出現したという意味ではありません。
仮説の前提 §
この仮説は、ケストレルの3Dモデルが、ACE COMBAT 6に先だって存在していたことが前提となります。これは、ACE COMBAT 5/ZEROの次世代機リメイク版という企画が存在し(あるいはACE COMBAT ZEROは当初PS2ではなく次世代機用タイトルであった)、そのような企画のためにモデリングされ、準備された3Dモデルがあった、という可能性を示唆します。しかし、実際にはその企画は実現せず、結果としてACE COMBAT 6が生まれたわけです。
仮にこれが正しいとすると、ケストレル以外のモデルも存在していた可能性が高いと言えます。それらの3Dモデル資産は、実際にACE COMBAT 6で活用されたと考えれば筋が通ります。実際に、多くの共通するものが登場しているわけですから。もちろん、航空機類はそのまま転用ということはなく、更なる改良が加えられているでしょう。
ケストレル無修正の謎 §
番号さえ変えれば同じ空母には見えません。しかし、番号さえ変えないで使われているということは、実はギリギリのスケジュールで後から突っ込まれた、という可能性が考えられます。ACE COMBAT 6というゲームには空母が出る必然性が一切ありません。もともと、空母は出ない内容で企画されたものであるが、発艦着艦が無いACE COMBAT ZERO等は変化に乏しいと考えられ、最低限の工数で追加されたと考えれば、番号すら変更する工数もなかった、という可能性も考えられます。
信じるなよ! §
以上は全て単なる仮説であり、アイデア以上のものではありません。
けして信じてはいかんぞ!