メインマシンはDELL Precision 380で、メモリ4倍増キャンペーン(だったと思う)で最初から2GB実装状態で購入しています。しかし、やはり2GBでは手狭です。仮想マシンを使いまくるとまるで足りません。Poserを使っていても足りません。タブ使いまくりのWebブラウザやVisual Studioを複数同時に開いても厳しくなることがあります。
というわけで、メモリ増設はずっと以前から課題になっていたのですが、何せ初期状態でECC対応PC2-4200/512MBのDIMMが4スロットに4枚刺さっているため、追加する余地がありません。つまり増設イコール全部差し替えです。そのため、なかなか実施するタイミングが掴めずにずるずると流されてきました。(もちろん、金がないという要因も大きい)
とはいえ、近年のメモリの低価格化は著しいものがあって、まさに「いつ買うか」だけの問題になりつつありました。
そういう状況で、AmazonでBUFFALOブランドのメモリを安く売っていることを知ったことで、思わずオーダーをしてしまいました。
決め手は以下の2点です。
- 未知の安売り通販店は怖いがAmazonなら品物を送ってこないような事態はないだろう
- BUFFALOブランドなら、問題発生時の対応も最低限は期待して良いだろう
購入物は「BUFFALO デスクトップ用増設メモリ PC2-5300(DDR2-667) 2GB MV-D2/667-2G」を2枚です。いわゆる「白箱」(業務用のパッケージ)でした。
変化したこと §
- PC2-4200→PC2-5300
- 4枚→2枚 (増設余地2枚分)
- ECC→非ECC
- 総容量2GB→4GB
ちなみに、ECCと非ECCの混在はできないと言うので、古いDIMMを空きスロットに入れて5GB構成にはできませんでした。
トラブル §
単純にDIMMを差し替えて起動しましたが、Windows Vistaが起動中に一瞬青い画面になってマシンがリセットしてしまう現象に遭遇。
DIMMが1枚だけならOKなので、4GB載せると起こる問題かもしれません。
これは、DIMM1枚で起動し、BIOSの最新版を落としてアップデートすることであっさりと解決。(ただし、刺し方が悪かったようで、1回差し直す必要がありました)
使用感 §
メモリ使用量が少ない状況では、これといって変化はないだろう……と思っていたのですが、大間違いでした。全般的に軽くなりました。
その理由をいろいろ考えてみました。
まず気付いたのは、"PC2-4200→PC2-5300"という変化です。PC2-5300はこのマシンが対応する最速のメモリです。つまり、もともと最速のメモリが乗っていなかったわけです。メモリが速くなれば、それだけ全般的に操作感も軽くなるはずです。
しかし、ある時それとは別の理由があり得ることに気付きました。
2GB時代、常駐させるソフトが全て動いているが、非常駐のソフトは開いていない状態でのメモリ使用量(タスクマネージャのパフォーマンスのメモリの値)は、1GB前後でした。それが、4GB増設後は1.3GBぐらいにまで跳ね上がっていました。
つまり、以下のようなことが言えます。
- メモリ使用量(タスクマネージャのパフォーマンスのメモリの値)は立ち上げるプログラムが同じでも、実装メモリ容量によって増減することがある(かもしれない)
- 実装メモリ容量が多いと、メモリ上にキャッシュされる情報が増え(メモリ使用量が自動的に増え)、動作の快適さが向上する(かもしれない)
仮にそれが事実だとすると以下のような発言には実際には意味がないことになります。立ち上げたときに消費しているメモリ容量は、実装メモリ容量が多くなると、より大きな数値になる可能性があるからです。
- Vistaは立ち上げるだけでX.XGBも消費している。これよりメモリの少ないマシンでまともに動くわけがない
もしかしたら、Vistaバッシングでしばしば聞かれた「2GBでも足りない」といった謎の発言(私のところでは2GBで問題なく快適に動いていたのだからまさに謎)の根拠はこのあたりにある?
感想 §
やはりメモリは重要だと痛感しました。
一般論で言えば、CPUは最速でなくとも良いから、メモリだけはできるだけ高速のものをより多く積むべきです。
