ウイングマンのドリムノートは「書かれたことが現実になる」という効能を持ったアイテムです。これに対してDEATH NOTEのデスノートは人間の名前を書き込むと書かれた人間が死ぬという効能を持ったアイテムです。
一見して機能は一致しません。
しかし、以下の前提を追加すると実はドリムノートは限りなくデスノートに近い存在になりうることに気付きました。
- ドリムノートには変身やアイテムの取り出しの他に、人を殺す効能もある
- ドリムノートには自分自身に対する間接言及を実現する機能がある。つまり、「このノートに書かれた対象に対してこの効能を発揮する」という文言をあらかじめ書いておき、その対象の名前を書くと効能が発揮される
以上の前提が成立しているとき、デスノートに書かれている様々なルールをそのままドリムノートに書き込むと、それ以後ドリムノートは「名前を書くと書かれた人が死ぬ」という効能を発揮するだけでなく、デスノートが持つ全てのルールがまさにそのまま実現されます。更に言えば、これらのルールはデスノートに本来書かれているものなので、デスノートを模倣するために書き加えるのは極めて自然な成り行きです。
……と上手く行くわけがないのだ §
ここまでだけなら、いかにもドリムノートはデスノートになりそうに思えますが。
実は2点だけ決定的な問題があります。
- 夜神月が書かせた「嘘のルール」も、ドリムノートに書けば本当のルールとして効能を発揮してしまう
- ドリムノートの効果には時間制限が存在する可能性があり、死んだ人間が生き返ってしまう可能性がある
世の中、上手く行かないものですね。
って、架空のアイテムが架空のアイテムを模倣できなくても、何も問題はないぞっ!