今日は高源院にある烏山弁天池まで行ってきました。
ここは、東京の名湧水57選一覧の1つにして、烏山川の水源とされる池です。しかも、都下ではなく世田谷区内です。当然、私の興味対象として認識されていても不思議ではない場所です。しかし、ずっと見過ごされていた上に、存在に気づいた後もかなり放置されていました。そのような経緯になった理由は1つしかありません。それは、京王線からも井の頭線からも遠いという交通の不便さです。(もう1つ、ドラクエ9のすれ違い通信に都合で都心にばかり行ったという経緯も)
さて。今日はしっかり歩きたい気分だったし、ドラクエ9は今日からモンスターバトルロードⅡでエスタークの地図が解禁とはいえ、まだまだゲットして配布している人もいないだろう……ということで、ガンガン歩きに行くことに。
もう1つの理由 §
玉川上水より南、甲州街道より北、環八より西という地域は、個人的にほとんど行ったことがない盲点地域だったことも事実です。(実は今年8月の鉄塔ウォークでまさにその地域を歩いたのは新鮮だった)
そこで、もうちょっと歩いて確かめたい……という気持ちもありました。
なので、京王線千歳烏山駅を下車し、烏山弁天池を見てからそのまま玉川上水と神田川を渡って井の頭線久我山駅まで歩ききるという計画を立てました。
烏山弁天池 §
水が揺れている場所があったので、そこから水が湧き出しているのかもしれません。カモがいて、水の中にあった植物の多くはおそらく「河骨」です。地下茎が骨に似ていることによるネーミングだそうですが、水の上から見ても良く分かりません。ちなみに、「春の小川」のモデルとなった「河骨川」のネーミングのもとになった「河骨」でもあります。それを意識した上で、しげしげと、じっくり見ることができたのは初めてかも。
他にはカモがいて鯉もいました。中央にあるお堂は島ではなくコンクリートの柱の上に建物があるものです。
綺麗な良い場所ですが、人気がない寂しい感じもありました。その点で、都心のメジャーな文化施設というよりも、都心から外れた施設に近いムードですね。23区内でも、そういう場所はあります。ちなみに、年配の女性がもう1人池を見学していました。
しかし、この池を水源としてどこからどう川が流れていたのか、見ても全くピンと来ません。
迷う! §
さて。見学に成功し、そのまま久我山駅に向かって歩きましたが、迷いました。道を間違えたことに気づいたのは、中央高速の高架を見た時です。
「中央高速の下をくぐって玉川上水目指して歩いていたのに、これはありえへんわ!」
実は、2回も確認を入れています。その上で間違っていたのは衝撃以外の何者でもありません。ちなみ1回目は国学院大付属幼稚園の脇でMobile Google Mapsを見たとき。2回目は、久我山1丁目交差点で道ばたの地図を見たときです。1回目の箇所は迷いやすい箇所でしたが、縮尺の大きな状態で道の関連が曖昧な地図で確認したのが敗因。2回目は、地図の現在位置(方角)を誤認したのが敗因だったようです。ちなみに2回目のチェックの時に、明らかに「自分がいるはずの場所」と食い違っていたことに気づいていたので、そこでもっと本格的にチェックを入れなかったのはうかつでした。
棚ぼた収穫 §
しかし、その結果として別の収穫もありました。
- 放射5号線(東八道路)の本来の建設予定地だったらしい道路の「国学院大付属幼稚園」～「富士見ヶ丘」間を実際に歩くことができた
- また浅間橋の玉川上水開渠の終点を再び見られた
- 浅間橋付近に掲示された土地取得のお知らせを見ることができた (現在は玉川上水の部分に放射5号線延長部を建設予定なのだ)
実は、このあたりの建設予定道路には急に興味が出てきているので、かなり有益な体験だった感じです。詳しい話はここでは割愛します。
しかし、脇の道路を歩いていても玉川上水の終点に気づかずに行きすぎました。わざわざ戻って見たのです。
そして、最終的に井の頭線富士見ヶ丘駅から電車に乗りました。駅1つ分、余計に歩いたことになります。ずいぶん遠いな、という違和感はあったものの、足は問題なく歩いてくれました。その後、新宿まで買い物に行って帰っても、問題なし。
